内容説明
俳優や歌手、スポーツ選手に熱狂とお金を捧げる中高年女性はますます増加中だ。そこに出現した韓流ブームや演歌の王子様氷川きよし…。彼らに向けて、あたかもウイルス感染のように大規模に拡がったロマンと愛を求めるミーハー現象。著者はこれを「ロマンチックウイルス」と命名する。現代の日本で中高年女性がかくも“ときめく”のはなぜか?感染者の行状と心理、歴史的・社会的背景を分析。あなたのまわりの“ときめき感染症”の謎が解明される。
目次
はじめに 「ロマンチックウイルス」の飛来
第1章 「ロマンチックウイルス」発症編
第2章 「ロマンチックウイルス」症状編
第3章 「ロマンチックウイルス」培地編
第4章 「ロマンチックウイルス」とメディア
第5章 「ロマンチックウイルス」の落とし穴
第6章 「ロマンチックウイルス」で危機回避
第7章 「ロマンチックウイルス」効能編
著者等紹介
島村麻里[シマムラマリ]
1956年生まれ。上智大学外国語学部卒。メーカー、ラジオ局勤務を経てフリーライターに。主に女性と社会や文化とのかかわりをテーマに新聞、雑誌などで執筆活動中。最近では大学での研究発表などにも参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sunafukinT
1
★★★ 自虐を交えながら中高年アイドルブームを語っています ▼文章から「こんなことになってしまうの。けど、好き。」っていうオタク感が出てておしろいです。2023/09/01
ほ
1
タイトルに惹かれて読みました。主に40代以上の女性心理を追っていたので、適齢になったらまた読みたいな!その頃きっと私も何かのロマンチックウイルス源に冒されている気がするので。笑2013/02/25
がっきー
1
特に韓流ファンについての分析が多かった気がする。著者自身がミーハーだからこそ、おとなミーハーに対する冷静な分析がされているので、とても興味深く読んだ。2009/03/24
ニョンブーチョッパー
0
◎2009/06/07
mukimi
0
ミーハーな自分が嫌いで冷静な分析を求めて読んだが、結局、ミーハーで良いんじゃない、と思わせられた。2009/10/08