出版社内容情報
家族という病 極上の孤独 野際陽子 NHK 競輪 羽生結弦 小林ハル 鋼の女 夫婦という他人 年齢は捨てなさい 天邪鬼のすすめ ナルシスト 水村喜一郎 広沢里枝子 中野浩一 黒川祥子 柏木智帆
内容説明
女性トップアナウンサーからフリーのキャスターへ転身、文筆活動ではベストセラーを上梓。常勝街道を突き進んで来たかに見える人生は、しかし挫折の繰り返しであった…。失意、諦め、後悔。挫折に伴う痛みと無縁の者はいない。苦い思いは後を引き、老いてなお人生の後ろ髪を引く…。人生の終盤まで誰もが引きずりがちな挫折を克服し人生の彩りへと昇華する、著者ならではの極上の哲学を披歴する。
目次
第1章 挫折とは何か(究極のナルシストは挫折しない;挫折は強く、敗北は美しい)
第2章 抗えない挫折と「身から出た」挫折(結核と敗戦―同時期に訪れた不可抗力の挫折;「身から出た」挫折;ある音楽家の挫折―孤独な鳥はなぜ翔べなかったのか)
第3章 挫折と他者(「他人から見た挫折」の罠―画家・水村喜一郎氏;「社会」が障がいを挫折にする―ラジオパーソナリティ・広沢里枝子氏)
第4章 挫折を通じて自らと向き合う(プロ中のプロは挫折と「潔く」向き合う―元競輪選手・中野浩一氏;自らの病と向き合った理学療法士;摂食障がいという「極限」からの復活―お米ライター・柏木智帆氏)
終章 挫折との向き合い方(頼るのは自分でも他人でもなく―ノンフィクションライター・黒川祥子氏;自分に期待するということの意味)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
作家。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。