中公新書<br> 百年戦争―中世ヨーロッパ最後の戦い

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中公新書
百年戦争―中世ヨーロッパ最後の戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025821
  • NDC分類 235.04
  • Cコード C1222

出版社内容情報

フランスを主戦場に英仏王家が断続的に戦った百年戦争。長くて複雑でわかりにくい戦いの全貌を描き、その歴史的意義を明らかにする。

内容説明

フランスを主戦場として英仏王家が攻防を繰り広げた百年戦争(一三三七~一四五三)。イングランドの大陸領をめぐる積年の対立に、フランス王位継承権争いが絡んで勃発した。当初イングランドが優勢だったが、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放後、フランスが巻き返して勝利する。戦乱を経て、英仏双方で国民意識はどのように生まれたか。ヨーロッパ中世に終止符を打った戦争の全貌を描き、その歴史的意義を解明する。

目次

序章 中世のイングランドとフランス―一〇六六~一三四〇年
第1章 イングランドの陸海制覇―一三三七~五〇年
第2章 フランス敗戦下の混乱―一三五〇~六〇年
第3章 平和条約をめぐる駆け引き―一三六〇~八〇年
第4章 教会大分裂下の休戦と内戦―一三七八~一四一二年
第5章 英仏連合王国の盛衰―一四一三~三六年
第6章 フランス勝利への戦略―一四三七~五三年
終章 百年戦争は何を遺したのか

著者等紹介

佐藤猛[サトウタケシ]
1975年、北海道に生まれる。北海道大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・北海道大学)。現在、秋田大学教育文化学部准教授。専門は中世フランス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

81
歴史ものの新書ってこんなに読みやすかったかしら?というくらい明快で分かりやすかったです。気になるのはやはりジャンヌ・ダルクで、当時としてはけっこうな過激思想を表明していたことが分かります。しかも世間と逆張りで。ジャンヌの面白さをもう少し追求していこうと思います。2021/08/14

trazom

80
期間が長く争点が多様な、これほどグダグダの出来事を、よくここまで噛み砕いて説明してくれたと頭が下がる。フランス地図を横に置きつつ、一所懸命に百年間の歩みを追いかけた。知っておくべき前提条件が多い。イギリス王室が保有するアキテーヌの領土、国王への臣従の意味、フランス王室の王位継承問題、フランドルの羊毛取引、そしてジャンヌ・ダルク…。その背景に、カトリック教会のシスマ、神聖ローマ皇帝、十字軍、ペストなどが重なってくる。とても「戦争」と呼べないような駆引きを通じて、主権国家という新たな歴史が生まれることを知る。2020/06/02

skunk_c

64
高校世界史の教科書には必ず登場し、ジャンヌ・ダルク(きょう偶然CSで映画をやっていたので見てしまった)の逸話ぐらいしか印象に残らない時代を、わかりやすい文章で丁寧に綴っている。もとよりこの戦争自体が一言で言い表しにくいのだが、これを最後の方で見事にコンパクトにまとめてあった。100年以上のスパンがあるため、歴史的に前と後では大きく時代が変わるのはある意味当然だが、これを中世の終わり、とくにフランスという国家意識の萌芽を、ジャンヌの言葉から引き出してくるあたりのセンスは素晴らしい。続書を期待して待ちたい。2020/09/20

kk

42
英仏両国が、中世の桎梏を脱して国としての体裁を整える大きな契機となった百年戦争。本書は、その大まかな経過、何が争われたか、そして歴史へのインパクトなどを丁寧に概説。ご専門が仏中世史ということで、フランス内乱としての側面や、その中で王と臣民の対話が理念化していく過程に注目。勉強になります。他方、こんだけ巨大な事象を新書に収めるってことなんで仕方ないんだろうけど、記述が些か散漫に傾き、メリハリに欠けてしまった印象も。上下二冊組みにでもして、筆者の心ゆくまで語ってもらえば、実は更に読みやすくなったのかも。2020/05/26

パトラッシュ

41
百年戦争とは英仏両国における戦国乱世だと感じた。中央に王朝(幕府)はあるが地方に蟠踞する大貴族(戦国大名)が強大な力を誇り、反乱を起こしたり気に入らない王(将軍)の首をすげ替えたし、王位(将軍職)を巡る争いやほぼ百年間続くなど共通点が多い。日本は外部の影響をほとんど受けない島内だけの争いだったが、フランスの一諸侯がイングランドを征服し王となった英仏関係は互いの譲れぬプライドがぶつかったわけだ。長い戦乱の果てに統一国家が生まれるなど、中世から近代への移行期には頂点に立つ者を選ぶ戦国期が必要なのかもしれない。2020/07/23

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