中公新書ラクレ<br> レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ―スペイン・サッカー興亡史

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中公新書ラクレ
レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ―スペイン・サッカー興亡史

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504456
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C1275

内容説明

首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリードと、熱狂的ファンに支えられクラブ以上の存在と言われるFCバルセロナは十九世紀末の創立以来、サッカーにとどまらず激しく対立してきた。スペイン史、民族問題ともからむ両チームのライバル関係の歴史・構造を、節目となる試合・事件とともに活写。

目次

第1章 レアル・マドリードとバルサを知るための基礎知識(レアル・マドリードvsバルサ=巨人vs阪神?―「国家」と「民族」;「民族」は歴史的なもの ほか)
第2章 レアル・マドリード、バルサ誕生―スペイン・サッカーの黎明期(スペイン・サッカー事始め;レアル・マドリード誕生 ほか)
第3章 スペイン内戦への道―そのときサッカーは…(スペイン共和国成立―レアル・マドリードが「レアル」でなくなった日;内戦中の「マドリード」(レアル・マドリード)とバルサ)
第4章 内戦後のレアル・マドリードとバルサ(フランコ政権による報復の中で;カタルーニャ文化の弾圧 ほか)
第5章 バルサの新時代の幕開け(「クラブ以上の存在」;グルセタ事件 ほか)

著者等紹介

田澤耕[タザワコウ]
1953年横浜市生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京銀行勤務を経て、大阪外国語大学にて修士号取得。バルセロナ大学大学院にて博士号(カタルーニャ語学)取得。法政大学国際文化学部教授。専門はカタルーニャ語・カタルーニャ文化。2003年カタルーニャ自治政府より「サン・ジョルディ十字勲章」を、2009年外務大臣表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sagatak

6
バルサとレアルの確執とはコテコテサッカーの話としても面白いがそこに歴史を絡めてあり実感しやすく分かりやすかった。著者の別作「カタルーニャの歴史」も良かったがその復習にもってこいかも。楽天的に見えるスペイン人だが、そもそもカタルーニャはスペインではないし、そのカタルーニャ人は勤勉で我慢強いとのこと。厳密にはマヨルカ出身だがテニスのナダルの性格を見ててなるほどと思った次第。2017/07/28

ミリオン座

5
この本を読むと、レアル・マドリードをレアルと呼ぶことができなくなりました。 いつかはスペインの歴史を学んでみたいと思っていましたが、この本で願いがかないました。バルサとレアル・マドリードの間には日本人には想像できない程の凄まじい歴史がありました。カンプ・ノウの客席には「バルサはクラブ以上の存在」と描かれていますが、客席に描かなければならない深い意味がありました。今まで以上に両者の戦いに興味が湧いてきました。レアル・マドリードはやや敵役的な扱いでしたが、私はレアル・マドリードが好きです。2013/10/30

冬憑……(ふゆつき)

3
熱狂的バルサファンのスペイン人がやっているスペインバルでは、レアルの名前を出ことすらままならない、一種独特の雰囲気がかもしだされるらしい。スペインサッカーの歴史はバルサとレアルの歴史であり、民族の歴史である。だがしかし、世界史が苦手な僕は、終始眠く辛かったのであります。サッカーと歴史の関係性に興味がある方は楽しめるでしょう。なんせほぼ歴史の話だもんで…2013/03/14

Hideto Horiuchi

2
あやふやに知っていたところがスッキリ理解できた。 もう一度、バルセロナに行きたいな。そして、歴史に触れてきたいな。2013/06/10

Mimuchi

2
スペインの歴史も知っていると面白い。たかがサッカーなんだけれど、社会的影響力は、やっぱり大きいね2013/02/25

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