内容説明
2045年、シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、AIが人間よりも正確で賢明な判断を下せるようになる、という仮説がある。では、「超知性体」となったAIがあやまちを犯し、自動運転車が暴走したり、監視カメラ等が集めたデータによって差別的な評価選別が行われたりしたとき、誰が責任をとるのか。そもそも、AIが人間を凌駕するという予測は正しいのか。来るべきAI社会を倫理的側面から徹底的に論じた初めての書。
目次
第1部 “理論編”情報倫理からAI倫理へ(AI倫理とは何か;AIロボットは人格をもつか;情報圏とAI;AI倫理のラフスケッチ)
第2部 “応用編”AI倫理の練習問題(自動運転;監視選別社会;AIによる創作)
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京都生まれ。東京大学名誉教授。工学博士。東京大学工学部計数工学科卒業。日立製作所にてコンピュータ・ソフトの研究開発に携わる。その後、東京大学大学院情報学環教授、東京経済大学コミュニケーション学部教授などを歴任。専攻は文理にまたがる情報学・メディア論。著書多数
河島茂生[カワシマシゲオ]
青山学院女子短期大学現代教養学科准教授。理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員、青山学院大学シンギュラリティ研究所副所長などを務める。2010年東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了。博士(学際情報学)。専門は社会情報学、情報倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
那由田 忠
izw
ペコー
tolucky1962