幻冬舎新書<br> 植物はなぜ毒があるのか―草・木・花のしたたかな生存戦略

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幻冬舎新書
植物はなぜ毒があるのか―草・木・花のしたたかな生存戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985858
  • NDC分類 471.9
  • Cコード C0295

内容説明

トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。

目次

第1章 注意!有毒物質をもつ身近な植物(植物の毒による食中毒事故の患者数ナンバーワンはジャガイモ;ニラとそっくりなスイセンに要注意 ほか)
第2章 人間以外の生き物に毒になる物質(ジョチュウギクがつくる物質;クスノキがつくる物質 ほか)
第3章 毒が薬にも!植物から生まれたお薬(スイセンの毒は、認知症を防ぐのに役立つか?;イヌサフランが生んだお薬 ほか)
第4章 上手に摂ると役に立ってくれる植物たち(100歳長寿を支えるヘマトコッカス;長寿にもダイエットにも良いコーヒー ほか)
第5章 薬の効果を無効にしてしまう植物(薬の効果を消すグレープフルーツ;納豆のビタミンKにはご用心 ほか)
第6章 長寿と植物―ガン、認知症と植物の話(ダイズ;ニンニク ほか)

著者等紹介

田中修[タナカオサム]
1947年京都府生まれ。農学博士。京都大学農学部博士課程修了。米国スミソニアン研究所博士研究員などを経て、甲南大学特別客員教授・名誉教授。専門は植物生理学

丹治邦和[タンジクニカズ]
1969年京都府生まれ。神戸大学農学部卒業。東京大学農学系研究科修士課程修了。弘前大学医学部脳神経疾患研究施設神経病理部門助手、米国テキサス大学内科学教室博士研究員、米国MDアンダーソンがんセンター博士研究員を経て、弘前大学大学院医学系研究科脳神経病理学講座助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

103
毒を持った植物のこと。サブタイトルは草・木・花のしたたかな生存戦略。身近な植物ではニラとスイセンの誤食がおおいらしい。じゃがいもの芽の中毒も時々報道される。なぜ植物はそのような毒を保つ必要がああるのかがわかりやすく書かれている。また毒が転じて薬になることも多い。漢方などで多く使われているようだ。その点人の中には毒にも薬にもならない人も多いと聞く。わたしもその一人であることはたしかなようだ。図書館本2022/11/13

たか

46
普段ノンフィクションものはほとんど読まないけど、仕事で『有毒植物』についての話しをすることになったので、俄か勉強。 ▼毎年、春先から初夏にかけて、ニラとスイセンの誤食など、食中毒事件が多発しており、死者も出ることがある。スイセンは、ヒガンバナ科の植物で、有毒物質リコリンが含まれている。このスイセンと、イヌサフラン、そしてジャガイモの3つが、身近な三大有毒植物と言われている。2022/06/11

てつのすけ

45
題名に惹かれて読んでみた。植物に、毒がある理由が述べられていたのは、ジャガイモくらいで、あとは、植物には薬となる成分等があるということが述べられていた。個人的には、毒がある理由を知りたかったので、そういう意味では期待はずれであったが、どの植物に、人間にとって必要な栄養があるのかを知ることができたのは、自分自身にブラスになったと思う。2020/05/31

寝落ち6段

13
植物は生き抜く工夫として毒をもっているらしい。ただ、それを毒と判断しているのは人間であって、もしかしたら植物は違う理由でそれをもっているのかもしれない。普段食べている野菜や果物、生けてある花、その辺に生えてる雑草、皆それぞれ個性があって面白い。我々人間はどれだけお世話になってきたことだろうか。そしてこれからも恩恵を受け続けるだろう。だからこそ、こういうことを知るというのは、単に雑学として捉えるのではなく、恩恵の享受に感謝し、畏敬の念を抱くことに意義があると思う。2021/03/30

withyuko

9
じゃがいもの緑色の部分は食べてはいけないんだな~と。植物は、芽を出したり成長する過程では食べられないように毒をもつことが多いんですね!にらとスイセンの葉っぱを間違えるとか、すずらんってきれいな花だけど毒があるとか、アジサイの葉っぱは食べちゃいけないとか、勉強になりました。トリカブトの毒とフグの毒を同時摂取するとお互いの毒性を打ち消しあい、死に至るまでの時間が伸びる?とかいろいろ怖いお話も載ってました。2021/03/25

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