気象ブックス
局地風のいろいろ (3訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 171,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784425550449
  • NDC分類 451.4
  • Cコード C1344

出版社内容情報

50年間風を研究し続けている著者が語る局地風。環境・エネルギー問題からも注目される風力発電への活用等、局地風を解説。

内容説明

局地風とはその地域特有の風で、山ひとつ越えればまた違う風が吹いている。現在、その複雑な仕組みの解明が進み、クリーンエネルギーとして見直されつつある。世界各地の局地風と最新の研究成果を、風を追いかけて50年の風博士がわかりやすく解説。さて、あなたの住む町にはどんな風が吹いているだろうか。

目次

序章 局地風とは
第1章 風に名前がある(日本)―おろし風と地峡風
第2章 国によって違う風の名前(世界)
第3章 環境を汚染する風―海陸風と山谷風
第4章 富士山の雲も風が作る
第5章 冬の季節風が作る雲

著者等紹介

荒川正一[アラカワショウイチ]
1930年宮城県に生まれる。1951年気象技術官養成所本科(現気象大学校)卒業。仙台管区気象台、札幌管区気象台を経て1965年気象大学校講師、のち助教授。1980年気象研究所主任研究官。1986年気象庁海上気象課長、のち海洋課長。1991年広島地方気象台長を最後に気象庁を定年退職。1991年東京家政大学教授。(株)CRC総合研究所技術顧問など歴任。理学博士、岡田賞(1999年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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unusb

0
日本をはじめ、世界中で観測された局地風について、著者の経験とともに記された一冊。北半球に属する多くの岬や半島では、風向のホドグラフは時間とともに右回りとなるが、そうではない場所があった。この相違について個々の事例を丹念に調べ、まとめ上げておられた観点は見習うべきものがあった。2016/04/24

みやび

0
気象予報士の試験勉強で清川だし、広戸風、やまじ風などの局地風の存在を初めて知り、試験が終わって落ち着いたので読んでみました。グラフや地形図や観測データがいっぱい載ってて分かりやすい本でした。 海陸風についても触れられてて、谷風と海陸風が合わさって東京の空気の汚染物質が長野や郡山の方まで運ばれていること、また汚染物質のせいで木の立ち枯れが起こっていることなどを知りました。環境問題にもっと関心を持たねば。 2020/08/25

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