出版社内容情報
前半の文法篇でアイヌ語の文法の基本を学んだ後、後半の講読篇で実際の口承文芸テキスト(神謡、散文物語)を読解する、という構成。初めてアイヌ語に触れる人はこの順序で読まれるのが良いが、既に他の本によってある程度アイヌ語の知識がある人は、文法篇を参照して知識を再確認するやり方で進まれるのが良い。
内容説明
この本は、前半の文法篇でアイヌ語の文法の基本を学んだ後、後半の講読篇で実際の口承文芸のテキスト(神謡、散文物語)を読解する、という構成になっている。
目次
文法篇(アイヌ語の基本的特徴;文字と発音;基本構文;人称代名詞と人称接辞 ほか)
テキスト講読篇(「フクロウ神の神謡(kamuyyukar)」を読む
「タヌキの毛皮の着物を着ていて大きな鳥にさらわれた娘の物語(uwepeker)」を読む)
著者等紹介
佐藤知己[サトウトモミ]
北海道大学大学院文学研究科准教授(言語学・アイヌ語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こずえ
1
ゴールデンカムイがアニメ化するらしいし、それのついでにアイヌ語を勉強したいという人向け。アイヌ語の教科書として体系的で良い。
Ecriture
1
集中講義で著者に習った。講義の初めに、アイヌ語は無文字言語で、口承に頼る他記録の方法がなく、言い間違えや勘違いなど偶発的な要素に左右される言語だという説明があった。ものすごく興奮した。しかしそこがピークだった(笑)がんばれアイヌ語!がんばれアイヌ語研究者!2009/02/19
ピカチュウ
0
日本にも20進法を使っている言語があるとは思わなかった。2011/01/12
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