ちくま新書<br> 日本人のためのイスラエル入門

個数:
電子版価格
¥770
  • 電書あり

ちくま新書
日本人のためのイスラエル入門

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年06月03日 18時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073037
  • NDC分類 302.285
  • Cコード C0236

出版社内容情報

AI、スタートアップ、先端技術……。宗教と伝統が息づく中東の小国はいかにしてイノベーション大国となったのか? 現役外交官がその秘密を語り尽くす!

内容説明

近年、スタートアップ企業の急増等により世界から熱い視線を浴びるイスラエルは、建国後わずか七〇年で最先端技術大国の地位を確立した。古代から続くユダヤの伝統を大切にしながら、なぜ彼らはイノベーションを起こし続けられるのか?高出生率、家族中心の伝統、常識を打破する反骨心、市民社会と軍隊の関係、徹底した安全保障意識と自存自衛の精神…。少子化や経済・社会の不安に喘ぐ日本の未来を考えるヒントとして、現役外交官がイスラエルを縦横無尽に語り尽くす!

目次

序章 イスラエルに関心を持つべき五つの理由
第1章 イノベーションの起きる国―躍進の起源とそのわけ
第2章 イスラエルの強さの秘密
第3章 イスラエルが抱えるリスクとは?
第4章 イスラエルとのビジネス協力―壁を突破するために
第5章 高まるイスラエルの政治的存在感
第6章 日本の役割
終章 イスラエルを通して振り返る日本

著者等紹介

大隅洋[オオスミヨウ]
1966年生まれ。東京大学経済学部卒業ののち外務省入省。米コロンビア大学大学院修了(国際関係論)。国際エネルギー機関(IEA)アジア太平洋・ラテンアメリカ課長、経済安全保障課課長、在イギリス日本大使館公使などを経て、2017年7月から2019年6月まで在イスラエル日本大使館公使を務める。現在は大臣官房サイバーセキュリティ・情報化参事官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

61
サイバー防衛などの分野で、最先端の技術を誇るイスラエル。その強さの源泉は何か。筆者によると、「非順応」「議論」というユダヤの伝統に裏打ちされた「規格外の考え方」が、イノベーションを生み出すのだという。「非順応」は、多数派に従わないことで、独自の文化を守ってきたユダヤの歴史であり、「議論」は、神聖な文書を読み、理解して、若者に伝えることを義務とした、ユダヤの文化である。非合理とも捉えられがちな伝統が、国家の力の源泉となる。同じく長い伝統を持ちながら、停滞に喘ぐ日本にとって、気づきの契機となるのではないか。2022/07/17

Aster

61
【日本人のための】と銘打っているだけあって、イスラエルだけではなく日本のこともイスラエルと対比させて書いているのが良い。パレスチナ問題に関してはそこまで詳しく書いてはいない。イスラエルの人間性やビジネス関係について詳しく書いている。あと…イスラエルに行きたくなる…2020/03/21

trazom

49
スタートアップ国家としてのイスラエルの実態を知りたかったが、その意味では不満が残る。でも、その背景は理解できた気がする。軍役が、社会の中で見事なエコシステムを形成している。さらに、階層がなく失敗を許容する社会や、短気で、権威に食って掛かることを善とする国民性が起業化を後押ししている。「ホロコーストで、アメリカを含めどの国も何もしてくれなかった」ことを忘れない強い民族的アイデンティティーがこの国を支えているのだろう。その逞しさに敬服するとともに、こういう人とは友だちになれそうにないなあというのも正直な感想。2020/05/17

kan

30
イスラエルについて基本的な知識しか持ち合わせていなかったので、入門編としてとても勉強になった。皆兵制なのは単に国防とイノベーション人材育成のためだと思っていたが、背景がバラバラな若者を坩堝に放り込んでイスラエル人という共通意識を持たせる役割もあると知りなるほどと思った。迫害の歴史の恨みを胸に人工国家を運営し、国民統合を目指すにはさまざまな苦労がありそうだ。イスラエル人の特質フツパも面白い。スタートアップに適した国民性というのはやっぱりあるんだろうな。2023/11/17

Francis

17
意外とありそうでなかった現代イスラエルの入門書。外務省に勤務し、イスラエル公使も務めた方らしくうまくまとめてある。中東情勢についての分析は鋭い。日本では井筒俊彦氏以来の知的伝統故か、アラブ寄りの見方が中東情勢を語るときに多いが、最近のアラブのダメさ加減を見ると著者のイスラエルから見た見方の方が妥当であろう。ただ、現代のイスラエルがどうしてこのようになったのか、そのためにはユダヤ教のことを知る必要があるが、これについては十分とは言えない。市川裕「ユダヤ人とユダヤ教」との併読がお勧め。2022/05/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15281447
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。