内容説明
宇宙はどのように始まったのだろうか。宇宙創生のシナリオが描くビッグバン宇宙を読み解く。
目次
第1章 宇宙論入門
第2章 相対論的宇宙論
第3章 宇宙の熱史
第4章 ビッグバン元素合成
第5章 素粒子理論と宇宙初期
第6章 インフレーション
第7章 量子重力と量子宇宙論
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
東京大学大学院理学系研究科
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
東北大学大学院理学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杜のカラス
22
難しい。天文学専門課程用かと思うほど、そうではない、大学の教養課程での一般的な天文学基礎知識としては、このぐらいは必要だろうと思う。私的には、数学の基礎が非常に弱いので、微分積分の数式が出てくると、これが本当のお手上げになる。そこまでの必要性もないのは重々承知ではある。実際の天文学を理解するには、この程度の初歩的数学は、絶対必要なんだろう。永い期間かけて、通読してなんとなく天文学の雰囲気はわかったような気がする。いまは、この続き第2巻宇宙論を読み続けている。そこはなとなく、宇宙への興味は尽きない。さて。2022/10/19
デルト
0
このシリーズの第1巻とは打って変わって専門的な内容となっているので一般の読者は注意した方がよい。内容としては素粒子論やインフレーション理論の定式的な説明であり、理解するためには学部レベルの相対論や統計力学をマスターしていることが求められる。式を完全にフォローすることができなくても言葉で説明されるより式を眺めた方が理解しやすい、という方にはお勧めです。2012/02/06
らんまる
0
ザ・レファレンス用という感じの本。2011/12/05