PHPサイエンス・ワールド新書<br> 子どもの脳によくないこと―赤ちゃん学、脳科学を生かす子育て

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PHPサイエンス・ワールド新書
子どもの脳によくないこと―赤ちゃん学、脳科学を生かす子育て

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569796543
  • NDC分類 599
  • Cコード C0237

内容説明

赤ちゃんの脳科学の研究者であり、日本赤ちゃん学会の理事長も務める著者の本分は小児科医。現場での数十年の経験と最新の学説から、子どもの脳によくないこと、やっても無意味なことをわかりやすく伝授。触覚による認識を邪魔すること、早期教育、父親の影響…。わずかな注意点、正しい知識を知れば、子育てはぐんと楽になる。さらに望ましい子育てとして、「自分で考える子」に育てるためのヒントも掲載。

目次

第1章 妊娠中・授乳期の子育て(赤ちゃんを「自分と一心同体」と見なしていませんか?―赤ちゃんからのメッセージと食習慣;「小さく産んで大きく育てる」ことにまつわる不安―飲酒・喫煙よりも気になる最近の傾向 ほか)
第2章 幼児期の子育て(言葉の強制―話すようになるまでのしくみを理解する;一方的におもちゃを与えない―おもちゃはコミュニケーションの道具 ほか)
第3章 しつけ、学習に関する注意点(早期学習の「神話」―脳にとっては意味がない;「やればできる!」が子どもを追い込む―「褒める育児」の難点 ほか)
第4章 望ましい子育て(自分で考える子どもを育てよう―子育てに望ましい指針;幸せな子どもを育てるために―心を育てるということ)

著者等紹介

小西行郎[コニシユクオ]
同志社大学赤ちゃん学研究センター長。日本赤ちゃん学会理事長。1947年、香川県生まれ。京都大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院未熟児センター助手となる。1983年より、福井医科大学小児科講師、1988年、同大学助教授となる。1989年より、文部省在外研究員としてオランダ・フローニンゲン大学にて発達行動学を学ぶ。1999年、埼玉医科大学小児科教授、2001年、東京女子医科大学・乳児行動発達学講座を経て、2008年10月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

65
なにもやらない親あてというよりは気にしすぎる人にたいする指南書。本書のテーマである”自分で考えることのできる子供を育てる”まずは自分もかな。2018/04/02

マエダ

62
基本は常識の範囲内で気をわずにいきましょうのスタイル。それをできない人が多数?なのだから時代も含め厄介である。内容に新鮮味がないと思ったら、まさかの再読であった。2019/01/19

13
リミテッドにて ●赤ちゃんと母は一心同体ではない ●赤ちゃんが触ってくる。だから触り返してあげる ●赤ちゃんがやることを邪魔しないこと ●おもちゃは大人と子供を繋ぐもの ●テレビを長く見ても同じくらい親と会話すれば発達に障害なし ●いい抱き方すれば誰が抱こうとも泣かない ●人は自分だけと思うとイライラする ●テレビ、DVD漬けだと言葉の発達、情緒が希薄になる傾向 ●食べる時の表情見てる ●子供が乗り越えるのを手助け ●過干渉、過保護しない ▷サポートするイメージが大事だと思った2020/02/08

カッパ

13
読んでみて思ったのは正解はないのだろうなということ。頭に残ったのは赤ちゃんは一つの個性ということ。関わり見守っていくしかないのではないのかということ。あんまり神経質にはならないでおこう。このタイトルが気になった人こそ読むとよいのだと思う。2018/11/06

ma2373

5
タイトルは「子どもの脳によくないこと」と脳科学的な内容かと感じます。 しかし、読み進めていくと子育て全般についての神話と真実について 書かれています。 要約すると 子どもが自分で成長しようとするのを邪魔しない。 子育てとは、子どもが自分で考えられるようにしてあげること。 子どもは子ども、親は親。決して同一のものではない。 といったことになると思います。 子育てに悩んでいる人、これから子育てをすることになる人に読んでもらいたい一冊です。 2014/01/25

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