平凡社新書<br> EUはどうなるか―Brexitの衝撃

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平凡社新書
EUはどうなるか―Brexitの衝撃

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858310
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C0233

出版社内容情報

世界に衝撃を与えた英国民投票のEU離脱派勝利。グローバリゼーションへの逆風か。開国経済モデルの転機か。EUの中長期展望を探る

プロローグ
EU離脱は「暗黒への跳躍」か/「不幸な結婚」に終止符/開放経済体制への否認

第一部 Brexit?の衝撃

第一章 E?U?が分裂した日
格差社会の怒りと不安/離脱派指導者の嘘/細かな規則にうんざり?
「EUの事実と作り話」/EU諸国の反応/国民投票の陥穽/「トランプ旋風」に追い風
EU分裂を歓迎するロシア、様子見の中国/英経済、景気後退の予想
離脱派勝利の立役者ボリス・ジョンソン/ボリス・ジョンソンをめぐる謎
シェークスピアさながらの「劇場型政治」/ナショナリズムvsグローバリズム
メイ新政権の難題/スコットランド独立と「リトル・イングランド」の悪夢

第二章 欧州懐疑派の系譜
チャーチルの深謀遠慮/ドゴールの二度にわたる「ノン」
筋金入りの欧州懐疑主義者だったサッチャー/ブリュッセルのプレスルーム
EMUからオプトアウト/「英国vs大陸」の構図を先鋭化させた狂牛病騒ぎ
EU、英要求の改革案を丸のみ/フランスのEU離脱の可能性
英誌エコノミストの「仏離脱─EU解体」のシナリオ

第三章 内憂外患
リーマン・ショック/ユーロ圏危機の背景要因/ギリシャは深刻
ウクライナ危機はEUとロシアのせめぎ合い/対ロ制裁/欧州に押し寄せる難民、不法移民
不法移民の流入急増/一〇〇万人の予備軍/密航ビジネス
ハンガリー国境は事実上閉鎖/問われるEUの連帯/トルコの協力
トルコへ三〇億ユーロの資金援助/ギリシャへの難民流入が大幅減少
国際社会全体の課題/ロシアによる「棄民政策」/テロの脅威/テロ対策の強化
きしむEUとトルコの関係

第二部 EUはどこへ向かうのか
第四章 欧州統合をめぐる三つの潮流
欧州統合の礎を築いた人たち/「連邦制」か「国家連合」か/新機能主義とは何か
「多段階統合」論議は九〇年代から/「公共領域」という考え方

第五章 E?U?は壊滅せずとも視界不良
一七年三月末までに通告へ/独仏外相の共同声明/ブラチスラバ非公式首脳会合
EU諸国から対英交渉に向けて厳しい要求/海図なき離脱交渉
新貿易関係で五つのオプション/一〇年がかりの交渉?/四つのシナリオ
差し迫った問題

第六章 山積するEUの課題
「離脱ドミノ」を防ぐには/次に倒れるドミノはイタリアか/市場統合のメリット
単一デジタル市場づくりを急ぐEU/ユーロ圏の課題/不良債権の重荷
ユーロは経済停滞をもたらした?/EU機関の長による報告書
「エネルギー同盟」づくりを急ぐEU/域外国との自由貿易協定交渉
はかばかしくないトルコの加盟交渉/東方パートナーシップ

第七章 E?U?を取り巻く世界の変質
米国における反知性主義の系譜/トランプ、英離脱でロシア大統領と共鳴
中国主導のAIIBになびく欧州諸国/日本への影響/安全保障をめぐって
揺らぐリベラル・デモクラシー

エピローグ


村上 直久[ムラカミ ナオヒサ]
著・文・その他

内容説明

英国のEU離脱をめぐる国民投票での離脱派勝利は全世界に衝撃を与えた。初めての加盟国離脱に直面しているEUは、今後どこに向かうのだろうか。英国の欧州懐疑主義の流れ、欧州統合の主要な潮流に光を当てつつ、EUの短期的・中長期的な課題を探る。

目次

第1部 Brexitの衝撃(EUが分裂した日;欧州懐疑派の系譜;内憂外患)
第2部 EUはどこへ向かうのか(欧州統合をめぐる三つの潮流;EUは壊滅せずとも視界不良;山積するEUの課題;EUを取り巻く世界の変質)

著者等紹介

村上直久[ムラカミナオヒサ]
1949年生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。75年時事通信社入社。編集局英文部記者、米UPI通信本社(ニューヨーク)出向、外国経済部記者を経て、89年から94年までブリュッセル特派員。2001年に退社後、長岡技術科学大学准教授などを歴任。現在は時事総合研究所客員研究員。1999年から時事通信『Jiji‐Web』に月次コラム「EUウオッチング」を執筆。日本EU学会会員。日本記者クラブ個人会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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宇宙猫

23
挫折。半分イギリスの話で、残りはEUの歴史と どうなるんだろうねぇって話。それが知りたくて読んだんだけど意味ないじゃん。2017/03/01

coolflat

15
英国はEUの前身のEECに1960年に二度加盟を申請したが、第二次大戦中にロンドンに亡命していた時の冷遇を根に持っていたドゴール仏大統領の執拗な反対にあって実現しなかった。68年の五月革命を受けて、ドゴールが退陣した後、ようやく三度目の正直で73年にEECの後継であるEC加盟が認められた。欧州での孤立を恐れる英国は、60年代に非EC加盟国のノルウェーやスイスとともにEFTAを結成していたが、ECに加わった後、EFTAから脱退した。しかし、ECそしてその後のEUの内部で、英国は必ずしも居心地は良くなかった。2018/08/27

skunk_c

12
元ジャーナリストの研究者の本なので、トピカルな話題が多く読みやすい。イギリスのEU離脱がメインに据えられているため、『欧州複合不況』のような構造的な分析ではなく、より政治的な同行を中心にした感じ。執筆時にまだ結果の出ていなかったアメリカ大統領選についても、トランプ注目するなど、EUの動向とアメリカの「反知性主義」を結びつけたり面白い視点だった。イギリスは統合市場アクセスを目指すのではとの見通しだったが先日のメイ首相の離脱宣言もあり、イギリスとEUの関係は今後も目が離せない。その点で色々参考になった。2017/01/20

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

7
2016年刊。同年刊のエマニュエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ』と同著者の『シャルリとは誰か?』と併せて読む。本書は西側のタテマエ論として読んだ。 第一章:EUが分裂した日。ブレグジットについての分析。離脱派の主力はボリス・ジョンソン。トッドも絶賛していたが、この男は露ウ戦争の停戦を妨害したと暴露されて西側諸国以外では大顰蹙をかった。それはともかく本書は当時の主流メディアの論調を明らかに支持しており、離脱は誤解に踊らされたとしている。→2024/02/25

nagata

1
元々距離を置いていたイギリスが本気で抜ける、といったのはいつもの外交手法のひとつかと思いきや、離脱はいったん現実のものに。引くに引けない事情があるのだろうが、リベラルデモクラシーのような近代観念が終焉を迎えたとみることもできる。まだ目は離せない。2020/09/20

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