• ポイントキャンペーン

人と動物の日本史〈1〉動物の考古学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642062756
  • NDC分類 210
  • Cコード C1321

出版社内容情報

★朝日新聞 2009.6.14 読書面で紹介されました!
 評者:石上英一氏(東京大学教授)

縄文・弥生から近世までの日本人の動物観の移り変わりを、動物絵画など多彩な考古資料で描く。家畜と日本人との深い関わりにも迫る。

内容説明

縄文・弥生から近世までの日本人の動物観の移り変わりを、土製品や石製品、動物骨や動物絵画など、多彩な考古資料で描く。狩猟・漁撈・肉食の変遷や、イヌ・ウマ・ブタ・鳥など、家畜と日本人との深い関わりにも迫る。

目次

日本人と動物観
1 動物観(縄文人の動物観;弥生・古墳時代人の動物観;動物観の変遷)
2 狩猟と漁撈(狩猟活動の変遷;漁撈活動の変遷;肉食の変遷)
3 家畜と日本人(イヌと日本人;ウマと日本人;ブタと日本人;鳥と日本人)

著者等紹介

西本豊弘[ニシモトトヨヒロ]
1947年大阪府に生れる。1971年早稲田大学教育学部卒業。1981年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、国立歴史民俗博物館研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

7
鶏と豚の家畜化は弥生から。江戸時代、庶民のゴミ箱からは鹿と猪が出ず、武士とのタンパク質摂取格差が激しい。弥生時代には鉄器で解体し、野良犬を食べたらしい。鎌倉滅亡時、北條高時の大量の闘犬が行き場を失い、人を襲った後が残る人骨が出土したことを思い出し、アーってなる。日本ではなぜ食肉がメジャーにならなかったかというと、鹿からとれるカロリーを1とすると、鮎は58であり、そもそも山がちな日本の地形は牧畜に向いてなかったから。でも鮎の小骨外しながらちまちま食べるより、鹿さん食べたほうが満足感ありそうなんだけどなあ。2017/08/04

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

2
動物と人間は本当に昔から関係を持っているのだと分かった。それにしても、イヌを江戸時代まで食べていたという事実には驚いた。徳川綱吉や新井白石が禁止するまでは食用が主であり、ペットが主流となったのは明治時代以降。ペットの歴史はまだまだ浅いのだ。今持っている観念は、歴史からみると異端なのかもしれない。2012/05/15

志村真幸

1
 各々が好きなことを書いたというよりは、編者の要請に従ってそれぞれが専門分野から紹介した内容で、教科書/入門書としての色合いが強めだと思う。  縄文人や弥生人の動物観、狩猟活動/漁撈活動の時代的変遷、肉食習慣の歴史的な変化、犬、馬、豚と日本人の関係などが俯瞰的に解説されており、動物考古学の分野で、いまどのようなことがわかっているのか、おおよその全体像を知ることができる。  たとえば江戸の肉食の実態など、文書による歴史では明らかにできないようなところからも新事実が次々と出てきており、刺激的だ。 2022/03/06

メルセ・ひすい

1
早大器教 北大Dr. 学術書 非常に興味深い 日本固有の動物種 等々 ・縄文・弥生から近世までの日本人の動物観の移り変わりを、土製品や石製品、動物骨や動物絵画など、多彩な考古資料で描く。狩猟・漁撈・肉食の変遷や、イヌ・ウマ・ブタ・鳥など、家畜と日本人との深い関わりにも迫る。2009/07/07

焼酎

0
基礎固め2013/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/449701
  • ご注意事項