アーカイブズ論―記録のちからと現代社会

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750349268
  • NDC分類 007.5
  • Cコード C0036

目次

第1章 痕跡:ドキュメント、レコード、アーカイブ、アーカイブズ
第2章 アーカイブズ機関
第3章 アーカイブズを職とすること:人間ならではのいとなみ
第4章 レコードキーピングとアカウンタビリティ
第5章 レコードキーピングと法的ガバナンス
第6章 レコードキーピングと社会的なちから

著者等紹介

マケミッシュ,スー[マケミッシュ,スー] [McKemmish,Sue]
モナッシュ大学アーカイブズ・システムの初代主任で、情報管理システム大学院の研究科長。乳がん知識オンラインプロジェクト、クレバー・レコードキーピング・メタデータ・プロジェクトなど、クレバー・レコードキーピング・メタデータ、アーカイブズ記述、リソース発見に関する大型の研究プロジェクトや標準開発に関わっている。InterPARESプロジェクトのオーストラリア・チームの代表者であると同時に、記述研究チームの共同代表。モナッシュ大学における、記録とアーカイブズに関する大学院教育プログラムの責任者でもある。社会におけるレコードキーピングの役割、レコード・コンティニュアムの理論と実践、レコードキーピング・メタデータ、アーカイブズ・システムに関する多数の論考を発表している。アーカイブズ・システムに関する研究で博士号を取得。オーストラリア・アーキビスト協会の栄誉賞を授与された

アップウォード,フランク[アップウォード,フランク] [Upward,Frank]
政府部門におけるアーキビスト、データ・マネジャー、情報マネジャー、レコードキーピング・システム・アナリストとして、またコンサルタントとして勤務(1975~1988年)。その後、モナッシュ大学のアーカイブズ、記録、情報管理、ナレッジ・マネジメントの専門課程で講義。研究では、1990年代初期のアカウンタビリティとレコードキーピングに関するスー・マケミッシュとの共同研究、およびレコード・コンティニュアムの理論家としてもっとも著名であり、そのレコード・コンティニュアム・モデルは教師や実務家たちに広く参照され、活用されている。メルボルン大学で歴史学と教育学の大学院課程を修了した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

呑司 ゛クリケット“苅岡

0
世の中は、艱難辛苦の方が多いので、人に忘却の力が与えられている。その対極に位置する記録について、考察を述べている本。記録はそれ自体が力を持つが、都合良く記録され、都合良く書換えられてきたのも事実。さらに、取り出す能力や権力を持ち合わせた者が記録を力にすることが出来る。法システムと倫理観のある人が記録の担当者として存在して欲しいと願うばかり。2020/08/14

Koh_Iwaki

0
とある組織のアーカイブスを8年ほど担当していた。そのためたいへん興味深く読んでいる。昨今話題の、「記録を廃棄」「作業文書は公文書ではない」は過去の権力者達もさんざんやってきた歴史改ざんの手法であり、それに大してアーキビストはどう考えるべきか、原点がわかる。ただ、デジタル記録の時代に、アカウンタビリティをどう保つかなどまで実践的な内容には踏み込んでいない。2020/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15086490
  • ご注意事項

最近チェックした商品