山中伸弥 人体を語る

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784778035402
  • NDC分類 491
  • Cコード C0047

出版社内容情報

山中伸弥教授が語る人体と最先端科学

蛍光顕微鏡や電子顕微鏡など世界最先端の映像技術による体内の映像などが話題を呼び、高視聴率をあげた『NHKスペシャル 人体 ?神秘の巨大ネットワーク?』。その番組のMCをタモリ氏とともに務めたのが山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長です。最先端科学を研究し、ノーベル生理学・医学賞の受賞者でもある山中所長でも初めて知ることが多く、収録の前は、毎回10時間程度の予習をしたといいます。それほど番組の内容は科学的にも高度だったのです。本企画は、番組のスピンオフ企画ともいうべきものです。山中所長が、番組を通して感じた人体そして生命のこと、iPS細胞開発をはじめとした最先端科学のこと、科学(理科)の醍醐味やおもしろさ等について語ります。特に8月に京都大学が発表した、iPS細胞を用いた血小板の再生医療の話にも踏み込んでいますし、本年度のノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授とのエピソードも語っています。聞き手は、『人体』の制作統括であるNHK大型番組企画開発センターの浅井健博チーフ・プロデューサーです。番組にまつわるエピソードなども収載します。山中所長の新たな魅力が見えてくる一冊になります。

「NHKスペシャル 人体」のスピンオフ企画。

目次

●NHKスペシャル『人体』の司会を務めて感じたこと

●真っ白な心で見ることが大事

●脳が唯一の司令塔ではないという驚き

●たった1個の受精卵から始まる生命

●赤ちゃんの成長に通じる癌の暴走

●iPS細胞でヒトの臓器をつくる

●iPS細胞からつくる網膜、心筋、血小板

●パーキンソン病におけるiPS細胞の利用

●糖尿病治療への挑戦

●生命科学の魅力とは?

●情報が増えても、技術が進歩しても、大事なのは真っ白な心

●“ひらめき”がiPS細胞への道を開いた

●挫折をこえることができた あるチャンス

●『陸王』にも通じる胆力

●科学者に向いているのは“変な子”

●最先端の科学とは……


NHKスペシャル「人体」取材班[エヌエイチケースペシャルジンタイシュザイハン]
編集

内容説明

ノーベル賞受賞者が人体の不思議、再生医療の現状と未来、生命科学の魅力について語った。明かされたiPS細胞誕生の裏話!

目次

第1章 NHKスペシャル『人体』の司会者として(NHKスペシャル『人体』の司会を務めて感じたこと;真っ白な心で見ることが大事 ほか)
第2章 生命誕生の神秘(たった1個の受精卵から始まる生命;赤ちゃんの成長に通じるがんの暴走)
第3章 iPS細胞による再生医療(iPS細胞でヒトの臓器をつくる;iPS細胞からつくる網膜、心筋、血小板 ほか)
第4章 生命科学の醍醐味(生命科学の魅力とは?;情報が増えても、技術が進歩しても、大事なのは真っ白な心 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ときわ

6
NHKスペシャル「人体」。こういう番組を作るためなら視聴料は喜んで払う。やはりいい番組を作るにはお金がかかるから。今回の制作に深くかかわった山中先生とチーフプロデューサー浅井さんの対談。丸一冊対談で面白いだろうかと疑問に思いながら図書館から借りたが、感動した!読んで良かった。以前から思っていたが、山中先生は研究者としてだけではなく人間として本当に誠実な方だ。先生の願い「山中先生、僕は先生のあのNHKスペシャルを見て医師になったんです」「研究者になったんです」ということはきっと実現するだろう。2019/03/07

mstr_kk

5
生命科学は現在、広い範囲でどんどん研究が進み、新しい事実が発見されていることがわかりました。ほかの本も合わせて勉強しなければ。2020/09/10

kuriko

4
先日読んだ『宇宙は何でできているのか』にも先入観は良くないと書かれていたけれど、この本でも大切なことは「真っ白な目で見る」こととあった。同じだ!“アメリカ後鬱と”いう言葉があるということに驚きと納得。そして、NHK『人体』取材班すごい!2019/02/12

いもぷ

3
あいにく番組は見なかったが、興味深い内容だった。超高齢化の世の中で余命を伸ばすだけでは世の中の為にならないというのがリアリティーがある。2019/04/24

kaz

2
NHKスペシャル「人体」を解説したものかと思ったが、むしろその裏話やiPS細胞の実用化に向けた再生医療の現状等。素人には少し難しかったが、研究にかける山中先生の熱意は十分に伝わってきた。 2019/07/06

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