内容説明
実践的自然哲学にもとづく使える倫理を探求。「科学技術の時代」の倫理に代わり、今日の環境問題を解決するために全体論的立場から環境倫理を考察する。
目次
第1部 近代自然科学と環境(近代自然科学と人間の自然支配;近代自然科学とディープ・エコロジー;ディープ・エコロジーの問題点)
第2部 近代の自然観(アメリカ文学に表われた環境思想の系譜;ヘンリー・ソローの自然観;カントの自然観と環境問題;スピノザの自然観―近代的自然観と古代的自然観の交差;シェリングの自然観―不可視の自然、可視的精神)
第3部 新しい環境倫理(ドイツの実践的自然哲学;マイヤー=アービッヒの環境倫理;ジープの具体倫理学;より狭義の具体倫理学としての自然倫理学)
著者等紹介
山内廣隆[ヤマウチヒロタカ]
1949年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。西洋近世哲学専攻。博士(文学)。広島大学大学院教授
手代木陽[テシロギヨウ]
1960年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。西洋近世哲学専攻。神戸市立工業高等専門学校教授
岡本裕一朗[オカモトユウイチロウ]
1954年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学・倫理学専攻。玉川大学教授
上岡克己[カミオカカツミ]
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻。高知大学教授
長島隆[ナガシマタカシ]
1951年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。哲学専攻。東洋大学教授
木村博[キムラヒロシ]
1955年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。哲学専攻。長崎総合科学大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウンテンゴリラ
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