出版社内容情報
ヒトゲノム(遺伝子の全体)の解読が完了し、ポスト・ヒトゲノム時代を言われている現在、生命体科学はどのような問題を抱えているのか。ダーウィンの進化論を否定するキリスト教原理主義は、人間と他の生物は神によってつくられたと未だに主張する。こうした科学的根拠のない情動によって登場した似非科学論を批判し、生命それ自身に固有の原理が存在する科学的生命論を眺望する。
はじめに
1.生物学の問題
2.生命の原理
3.生命の誕生とその進化
4.生命の活動とその背景
5.価値の由来
6.倫理的問題の検討法
7.人間の知的活動
8.新しい生物学
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内容説明
「ポストゲノム」科学と存在論哲学を背景とした総合的生命の新展開。目的のない計画は存在しないが、計画のない目的は存在する。目的は生命の本質である。
目次
1 生物学の問題
2 生命の原理
3 生命の誕生とその進化
4 生命の活動とその背景
5 価値の由来
6 倫理的問題の検討法
7 人間の知的活動
8 新しい生物学
著者等紹介
唐木田健一[カラキダケンイチ]
理論基礎論(メタサイエンス)専攻。1946年長野市に生まれる。1970年東京大学理学部卒。1975年理学博士。Post‐doctoral Fellowの時期を経て1978年外資系事務機メーカー入社。技術者としての専攻は電子写真材料。同社の基礎研究所長等を務め2006年退職。以後フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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