内容説明
「愚者か?悪人か?聖者か?」といわれるほど、浄土真宗の宗祖にして日本を代表する思想家でもある親鸞はその実像がたいへんわかりづらい。体温を持った「人間・親鸞」を浮かび上がらせ、親鸞独自の思想を理解するために必要なこととは?ベールに包まれた若き日の親鸞に焦点を当て、いままで解明されてこなかった3つの謎に迫ることで、新しい親鸞像とその思想を浮かび上がらせる。
目次
1 人間・親鸞を発見するための三つの鍵
2 三つの鍵で封印を解かれた親鸞の実像に迫る
3 親鸞が歩行する場所を推理してみる
4 親鸞に寄り添う二人の女性の謎
5 親鸞没後の状況を透視してみれば
補遺1 「玉日の木像」について
補遺2 覚如の人間研究
著者等紹介
佐々木正[ササキタダシ]
1945年大分県臼杵市生まれ。千葉大学卒業後、公務員生活を経て、現在、長野県塩尻市・萬福寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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