地域主権の国 ドイツの文化政策―人格の自由な発展と地方創生のために

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地域主権の国 ドイツの文化政策―人格の自由な発展と地方創生のために

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902078473
  • NDC分類 709.34
  • Cコード C0036

内容説明

市民自らが芸術文化と社会とを批判的な視点に立って再び“架橋”する新しい社会。それを可能にする“地域主権”に根ざした現代ドイツの文化政策の全貌を明らかにする初めての試み。

目次

第1部 ドイツ文化政策の歴史と構造(地域主権の国・ドイツ 文化の分権的形成と文化政策の基礎;ドイツ連邦政府の文化政策―連邦制改革の象徴として ほか)
第2部 都市文化政策の多元性(フランクフルトの都市文化政策―国際金融都市における住民志向の地道な政策;ベルリンの首都文化政策―ベルリン芸術祭とフンボルト・フォーラムを中心に ほか)
第3部 社会的課題と文化政策(ドイツにおける“新しい文化政策”と社会文化運動の生成と展開―大衆の文化生活への参加と寄与の促進;旧東ドイツ地域における“文化的大衆活動”から“社会文化”への転換 ほか)
第4部 ドイツ文化政策の多様性(ドクメンタ1における教育的介入への抵抗―「だからこそ我々もまた、芸術との対話は言葉を介さずに行われるべきだと考えるのだ」;文化教育の再生―現代ドイツ文化政策の焦点 ほか)

著者等紹介

藤野一夫[フジノカズオ] [Vogt,Matthias Theodor]
1958年、東京生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。ゲルリッツ大学客員教授、ベルリン自由大学フェロー等を歴任。専門はドイツ思想史、音楽文化論、文化政策学、アーツ・マネジメント。日本文化政策学会副会長、文化経済学会“日本”、(公財)びわ湖芸術文化財団、(公財)神戸市民文化振興財団、日本ワーグナー協会等の理事、文化審議会等の委員を多数兼任

秋野有紀[アキノユキ]
東京外国語大学大学院およびヒルデスハイム大学(文化政策研究所)にて博士号取得。専門は、戦後ドイツの文化政策。日本学術振興会特別研究員PDを経て、獨協大学外国語学部准教授。ザクセン文化基盤研究所ジュニア・フェロー(2007年)、NHKラジオ第2放送「まいにちドイツ語」講師(2016年)

フォークト,マティアス・テーオドア[フォークト,マティアステーオドア]
1959年、ローマ生まれ。ベルリン工科大学で音楽学博士号取得。バイロイト祝祭チーフ・ドラマトゥルクを経て「ザクセン文化地域法」の策定に携わる。1997年よりツィッタウ/ゲルリッツ大学(独Hochschule Zittau/G¨orlitz)教授。専門は文化政策学、音楽学、文化史。ザクセン文化基盤研究所(Institut f¨ur kulturelle Infrastruktur Sachsen)の創設者、所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ドイツの文化政策についてまとまった日本語の本がようやく…!地域主権とはしっていたが、度々出てくるpisaショックと、それによる文化教育、カルトゥーア・フェアミットルンク、社会文化というキーワードは全然知らなかった。2018/05/13

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