ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

『青色本』を掘り崩す~ウィトゲンシュタインの誤診~(講談社学術文庫 2499)

永井 均  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,298(税込)         

発行年月 2018年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 311p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/ドイツ・オーストリア哲学
ISBN 9784062924498
商品コード 1026822536
NDC分類 134.97
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2018年03月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026822536

著者紹介

永井 均(著者):1951年生まれ。慶應大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学教授。専攻は、哲学、倫理学。著書に、『〈私〉の存在の比類なさ』(講談社学術文庫)、『転校生とブラックジャック』『改訂版 なぜ意識は実在しないのか(以上、岩波現代文庫)、『翔太と猫のインサイトの夏休み』(ちくま学芸文庫)、『〈子ども〉のための哲学』『これがニーチェだ』『私・今・そして神』(以上、講談社現代新書)、『存在と時間――哲学探究1』(文藝春秋)など多数。訳書に、マクタガート『時間の非実在性』(講談社学術文庫)などがある。

内容

「私は他者の痛みを感じることはできない」――このことを出発点として展開されるウィトゲンシュタイン『青色本』の思索を、著者が細部にわたって、詳細に検討。「独我論」とは、いったい何なのか? 哲学的に思考する醍醐味満載の一冊!


『青色本』と名づけられたのは、1933年から1934年にかけての、ケンブリッジでのウィトゲンシュタインの講義録である。
ウィトゲンシュタインの哲学を、『論理哲学論考』を前期、『哲学探究』を後期と分ければ、その中間に位置し、いわば『哲学探究』に向かう時期の講義にあたる。
ここでは、「他者の痛みは、私には感じられない」という、有名な「痛み」についての議論などが展開され、いわゆる「独我論」が主要テーマになっている。
著者・永井均は、この『青色本』の議論に、一文一文、詳細な検討を加え、解読しながら、さらに、著者の哲学を展開していく。
独我論、私的言語、自他の非対称性といった、哲学の永遠の課題に対して、ウィトゲンシュタインと永井均という、ふたりの哲学者の思考がクロスしながら展開する、きわめてスリリングな一冊といえよう。
さながら、ウィトゲンシュタインvs.永井均という様相を呈しているのである。

目次

カート

カートに商品は入っていません。