人工知能と経済
著者紹介
内容
目次
序章 本書の問題意識と概要 [山本 勲] 第1章 マクロ経済──成長・生産性・雇用・格差 [北尾早霧・山本 勲] Ⅰ 技術進歩のマクロ的影響 Ⅱ 賃金格差の拡大とスキルプレミアムモデル Ⅲ 雇用の二極化の進展とタスクモデル Ⅳ 技術進歩・マクロ経済成長とタスクモデル 参考文献 第2章 労働──技術失業の可能性 [山本 勲] Ⅰ AI技術失業の懸念 Ⅱ AI技術失業説の留意点 Ⅲ 日本の労働市場の特性とAIによる影響の大きさ Ⅳ 超高齢社会におけるAIの利活用 参考文献 第3章 教育──資源と成果の変容 [井上 敦・田中隆一] Ⅰ 教育分野における人工知能への期待と課題 Ⅱ 教育ICTの導入と利用の現状 Ⅲ 新技術が教育成果に与える影響に関する理論モデル Ⅳ 人工知能導入による教育資源の効果の変化 Ⅴ 人工知能の普及とこれからの教育像 参考文献 第4章 金融──金融ビジネスとその変容 [小倉義明] Ⅰ フィンテックの勃興 Ⅱ フィンテック(FinTech)の概要 Ⅲ 機械学習とフィンテック Ⅳ フィンテックの経済厚生への影響:これまでの経済学的議論 Ⅴ クラウドレンディングの挑戦 Ⅵ フィンテックの功罪と今後 参考文献 第5章 交通──自動運転技術の社会的ジレンマ [森田玉雪・馬奈木俊介] Ⅰ 身近となる人工知能:自動運転 Ⅱ 自動運転の歴史 Ⅲ 先行研究 Ⅳ 消費者の道徳観の分析 Ⅴ 継続的な議論の必要性 参考文献 第6章 生産性──イノベーション戦略の重要性 [元橋一之] Ⅰ 汎用的技術としてのIT Ⅱ ビッグデータ・AI・IoTの補完的関係 Ⅲ 日本のモノづくり企業におけるビッグデータ活用の実態 Ⅳ ビッグデータ・AI・IoT時代のイノベーションモデル Ⅴ AI/IoTの進展と日本のイノベーションシステム 参考文献 第7章 物価──経済変動メカニズムの変容 [笛木琢治・前橋昂平] Ⅰ はじめに Ⅱ 先行研究の紹介:2つの流れ Ⅲ AIやロボット化が物価変動に及ぼす影響:実証的な考察 Ⅳ AIやロボット化が物価変動に及ぼす影響:理論的な考察 Ⅴ 結論 参考文献 第8章 再分配──ベーシックインカムの必要性 [井上智洋] Ⅰ AI時代におけるベーシックインカム Ⅱ ベーシックインカムとは何か? Ⅲ ベーシックインカムと他の所得保障制度との関係 Ⅳ ベーシックインカムの歴史と現状 Ⅴ AIが雇用に及ぼす影響 Ⅵ ベーシックインカムは不可欠な制度となる 参考文献 第9章 歴史──「大自動化問題」論争の教訓 [若田部昌澄] Ⅰ はじめに:「今回は違う」のか Ⅱ 「大自動化問題」論争 Ⅲ おわりに:何を学ぶのか 参照文献 事項索引 執筆者一覧
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