「労働」の社会分析~時間・空間・ジェンダー~
ミリアム・グラックスマン 著
著者紹介
内容
目次
日本語版への序文 謝辞・補遺 第1章 「働く」ことについて考える──労働をめぐる全社会的組織化 ランカシャーの女性と一九三〇年代の雇用状況/実現しなかった調査計画とその後/理論を問う/「労働をめぐる全社会的組織化」/「知の関係性」/各章の構成 第2章 調査過程と資料──データのパッチワーク さまざまな資料、さまざまな知/三人の女性労働者の人物像/口述証言が作られる条件/数値の問題性/階級に関する社会調査:調査する側の視線/見えない観察者/写真が語るもの/「現実」を「知ること」 第3章 家庭と労働──ジェンダー化された経済 ミクロレベルの接近:労働の布置連関/二つの女性労働者グループ:織工と臨時雇い/臨時雇いの女性労働者/織工の女性たち/分析上の留意点:パターン、グループ、布置連関/家庭内労働:家事、夫、商品/女性間の分業:不平等と互酬性/地域労働市場とジェンダー間分業/アグネス・ブラウンの事例 第4章 娘たちの労働と家族──私たちが若かった頃 家族と労働/失業した若者と一〇代の余暇/独身女性の生活 第5章 女性と時間──労働に埋め込まれた経験とアイデンティティ 社会学と時間、理論、そしてジェンダー/「時間の経済」/時間性の次元:織工と臨時雇いの三つの違い/終業時刻:まとめ 第6章 女性と空間──手が届きそうで届かない場所へ 空間への探査/家庭生活の空間的分離/ローカリズム 第7章 最終章にふさわしく──理論と実証 「労働をめぐる全社会的組織化」を再考する/それでは何が「働く」ことなのか?/時間性と時間/空間性と場所/小括/関係を分析する:交差性と布置連関 監訳者あとがき 参考文献 索引
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