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現代経済学の群像 (岩波セミナーブックス 14) 単行本 – 1985/6/28

5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1985/6/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/6/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 282ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000048848
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000048842
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

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都留 重人
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 何かの本で、京都大学の根井雅弘氏が「評伝」の魅力・あり方について言及されていた記憶がある。本書は都留教授にしか書けない、骨太の評伝が克明に叙述されている。ヴェブレン、ハンセン、カレツキー、ロビンソン、カップ、そして日本人経済学者である柴田敬と安井琢磨の全6話から構成され、一生涯を通じた思想と理論を、彼(女)らが置かれた現実的状況との関わりを強く意識して、読み応え十分の筆致を生み出している。

 どの評伝も「吸い込ませるように読ませる」というのが率直な印象だ。ハンセンが「雇用の質」をも先駆的に重要視していたことや、骨太の彼の混合経済論を真に体系化する弟子が育成されなかったという記述、カレツキーの格闘の生涯を物語る生々しい総括の言葉、「深い人間性への追想」を決して忘れることがなかったロビンソンの学問的姿勢など、本書にはこれまでの経済学を反省しつつ、これからの経済学のあり方を真摯に探求するための意義深い手がかりが数多く含まれている(個人的にはW・カップの話に関心を持ったので、彼の邦訳文献を早速注文した)。二人の世界的経済学者に関する記述は胸を熱くする。

 「あとがき」には、「もう一冊この種の群像論を書かねばなるまい」とあるが、それは結局のところ実現しなかったということか。「落選」させた人物(サムエルソン、ヒックス、ガルブレイス、ティンバーゲン、スウィージーらか?)が念頭にあるというが、今回のようにその構想は、彼らの人物評伝なのであろうか。「解説」を執筆された伊東光晴氏によれば、それは『経済学の群像』であったという。表題から察するし、「落選」させた人物の議論を踏まえつつ、それらを昇華した都留経済学なるものの展開にまで踏み込んだ内容になったのではないか。過去の経済学者の思想や哲学は継承展開され、それは紛れもなく「生きている」。そこに「偉大さ」の源泉がある。何度も読み返したい名著だ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年9月21日に日本でレビュー済み
 岩波セミナーブックスとして刊行され、品切れとなっていた物を岩波現代文庫として復刊することになりました。巻末の解説で伊東光晴氏が書いてある通り、ヴェブレン以外、都留重人氏はハンセン、カレツキ、ジョーン・ロビンソン、カップ、柴田敬および安井琢磨など皆、面識のある人物を取り上げています。彼がHarvardで学んでいたからこそこういう人物と面識があったのでしょう。あまり取り上げられることのない経済学者が多いのも注目すべき点です。これも都留重人氏の独特の目線から見た物なのでしょう。各人物とも生い立ち、成立と来歴および研究業績などが詳細に語られており、セミナーブックスとしてはかなりのレベルの高いものとなっています。改めて文庫を読んでみると当時、都留重人氏が一般の皆さんにも判って貰えるように苦心していることが読み取れます。然し、手抜きは一切ありません。そこが都留重人氏の偉大なところなのでしょう。今年無くなった都留重人氏がこの世に残した著作を読み返し、改めて経済学とは何かという物を考えてみるのも良いかもしれません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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