本書57頁14行目に「戦争で日本負けよと夏目云ひ」とあり,その註(406頁)に,------ この句については『漱石全集』ほかにも言及はない.事実は不明 -----とあります.しかし,この記載は事実に反しています.岩波書店発刊の漱石全集第五巻所載の「三四郎」292頁に次の記載があります.
「然し是からは日本も段々発展するでせう」と弁護した.すると,かの男は.すましたもので,「亡びるね」と云った.熊本でこんな事を口に出せば,すぐ擲られる.わるくすると国賊取扱にされる.(以下略)
本書で,『漱石全集』ほかにも言及はないと断じるのは事実誤認です.本書の読者はご注意下さい.
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漱石追想 (岩波文庫) 文庫 – 2016/3/26
十川 信介
(編集)
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「先生は相手の心の純不純をかなり鋭く直覚する。そうして相手の心を細かい隅々に亘って感得する」(和辻哲郎)。同級生、留学仲間、同僚、教え子、文学者や編集者、禅僧に担当医に芸者、ともに暮らした使用人や家族まで――同じ時間を過ごした49人が語る、記憶のなかの素顔の漱石。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2016/3/26
- 寸法10.5 x 1.9 x 14.8 cm
- ISBN-104003120116
- ISBN-13978-4003120118
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2016/3/26)
- 発売日 : 2016/3/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4003120116
- ISBN-13 : 978-4003120118
- 寸法 : 10.5 x 1.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 426,088位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,798位岩波文庫
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2017年4月12日に日本でレビュー済み
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2016年4月1日に日本でレビュー済み
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発売を首を長くして待っておりました。
夏目漱石の人となりを、ただ闇雲に褒めるのではなく
49名の幼馴染、五高時代の友人、大学時代の旧友、生徒、倫敦留学時代を知っている同僚、
朝日新聞でのデビューの経緯、芸者など本当に等身大の夏目漱石が語られてています。
昨日、偶々大阪への日帰り出張だったのですが、往復の時間で読了しました。
岩波文庫からの出版としては、中々面白い企画でした。
小生は、寺田寅彦、中谷宇吉郎氏の科学者の随筆が好きなのですが、
夏目漱石の随筆が一つ抜けているような気がしました。
夏目漱石の人となりを、ただ闇雲に褒めるのではなく
49名の幼馴染、五高時代の友人、大学時代の旧友、生徒、倫敦留学時代を知っている同僚、
朝日新聞でのデビューの経緯、芸者など本当に等身大の夏目漱石が語られてています。
昨日、偶々大阪への日帰り出張だったのですが、往復の時間で読了しました。
岩波文庫からの出版としては、中々面白い企画でした。
小生は、寺田寅彦、中谷宇吉郎氏の科学者の随筆が好きなのですが、
夏目漱石の随筆が一つ抜けているような気がしました。
2017年1月11日に日本でレビュー済み
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以前の『漱石全集』別巻「漱石言行録」の文庫版と思いきや、はじめて目にするのも多く、
非常に興味をもって読みました。知識人から植木職人、芸妓、女中さんらの見た普段着の漱石を
百年後のわたしたちも目の当たりにする思いです。このような大きな人格をもった人がほんとうに
百年前の日本にいたのだろうかと思うほど、傑出した人物でした。決して他者に、あるいは西洋に
媚びない姿勢に強くひかれます。
非常に興味をもって読みました。知識人から植木職人、芸妓、女中さんらの見た普段着の漱石を
百年後のわたしたちも目の当たりにする思いです。このような大きな人格をもった人がほんとうに
百年前の日本にいたのだろうかと思うほど、傑出した人物でした。決して他者に、あるいは西洋に
媚びない姿勢に強くひかれます。
2016年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漱石に関わるいろいろな人たちの漱石像を知ることができ、とっても面白く読みました。編集の力量が光っていると感じました。
2016年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この文庫には漱石ゆかりの49人の漱石についての回想が収められている。漱石は外面(そとづら)がいいので有名だった人。外面がいい反面、家庭内ではDVの激しかった人である。ここに収められた回想は主に漱石の外面の良さが現れているが、家庭内でどんな人だったかを知るためには、漱石夫人夏目鏡子の『漱石の思い出』を読んでもらいたい。『漱石の思い出』を出したおかげで、漱石の外面の良さしか知らない漱石の弟子や友人達から夏目鏡子は悪妻との評価をくだされてしまったわけだが、パトグラフィー(病跡学)の分析によると、漱石が何らかの精神疾患を患っていたのは事実で、ここに書かれた漱石の回想に漱石の一面が現れているのは事実だが、漱石には別の面もあったことを知っておいた方がいいと思う。
2016年5月10日に日本でレビュー済み
多面的に漱石の人となりがうかがえて、どのエッセイも面白い。
解説に書かれているが『漱石全集 別巻 漱石言行録』(1996.)との重複は極力避けられており、資料価値も高い好企画。
ただ、松浦嘉一「木曜会の思い出」で、平井金三の注に “ 平井晩村のことと思われる。” などと書いているが、松浦の文章(漱石のセリフ)を読めば、心霊研究でも知られる英学者の平井金三のことを言っているのは明らか。知る人ぞ知る人物だが、全体に良書なだけに、この手抜かりは惜しい。
解説に書かれているが『漱石全集 別巻 漱石言行録』(1996.)との重複は極力避けられており、資料価値も高い好企画。
ただ、松浦嘉一「木曜会の思い出」で、平井金三の注に “ 平井晩村のことと思われる。” などと書いているが、松浦の文章(漱石のセリフ)を読めば、心霊研究でも知られる英学者の平井金三のことを言っているのは明らか。知る人ぞ知る人物だが、全体に良書なだけに、この手抜かりは惜しい。
2016年5月10日に日本でレビュー済み
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私は学生時代から、漱石の作品、日記、書簡、論文集など読みあさり、小宮氏や鏡子夫人の回想録、江藤氏その他の漱石論もかなり読んできたつもりです。漱石の業績の素晴らしさや生活ぶりは良くわかりました。ただ、1つだけもっと知りたかったのは、漱石が教壇でどんなテキストを使い、どんな授業・講義をしたのか、優しい先生だったのか、怖い先生だったのかという点です。その答えがこの本の中にありました。詳しくは言えませんが、例えば熊本の五高時代、誰に頼まれたわけでもないのに、授業の始まる1時間前に教場に現れ、春夏秋冬、欠かさず英語の「課外授業」を続けたほど情熱を注いだそうです。また、一高、東大の講師を兼ねていたころは、江戸っ子らしい歯切れのいい和訳と、本場仕込みのキングス・イングリッシュで学生を魅了したとか。人気が高かったラフカディオ・ハーン先生が去り、その後釜に座った漱石講師は、そのとばっちりで最初は反感を受けて、一部からはハーン先生を呼び戻せという声も上がったそうですね。ところが、夏目先生の人気はうなぎのぼり。講義を受ける学生はどんどん増える、それに反比例して上田敏先生は人気がた落ちだったという、とにかくそうしたエピソードが満載で、最近読んだ本では、最高に楽しめました。
2016年5月3日に日本でレビュー済み
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期待通りの内容で大満足です。十二月に発売予定の「定本 漱石全集」も待ち遠しいです。