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ギリシア奇談集 (岩波文庫 赤 121-1) 文庫 – 1989/1/17
原題は「多彩な物語」.古代ローマの著述家アイリアノス(二世紀後半―三世紀)が,百花咲き乱れる牧場のように多彩絢爛な読み物を供せんと,先行群書からこれぞという話題を抜き出して編んだ一書である.古今の名士・名将の逸話をはじめ,大食漢や大酒呑み,愚物,悪人の話に,各地の珍談・奇談など,四六○余話を収めた話の泉.
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1989/1/17
- ISBN-104003212118
- ISBN-13978-4003212110
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1989/1/17)
- 発売日 : 1989/1/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4003212118
- ISBN-13 : 978-4003212110
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,987位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 87位ギリシャ・ラテン文学
- - 129位伝承・神話 (本)
- - 1,134位その他の外国文学研究関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月18日に日本でレビュー済み
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アレクサンドロス大王がトロイアを訪れて、パリスの竪琴を献上いたしますという申し出に「アキレウスの竪琴を持っているからパリスの竪琴なんかいらないわ」...と言ったらしいのですが、本当かどうかなんてどうでもいいや...こういった話が満載で最高に面白いです。
2021年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きょうから寝るまえの読書は、アイリアノス の『ギリシア奇談集』だ。ひさびさにSFから離れる。岩波文庫もひさしぶりだ。
ホメロス以前に叙事詩を書いたものがいたこととか、プラトンがサッポーが美人であったと書いていたこととか、「奇談集」というよりも「雑学集」といったものであるように思われた。つまみ読みしている。つまみ読みでもいいものであると思われる。哲学者や王や武人について書かれていることが多い。
375ページ
古人はホメロスの詩を分割して詠唱したこと
388ページ
プラトンは、希望とは目覚めている人間の見る夢だといった。
427ページ
プラトンはつねづね、ディオゲネスという男は、気の違ったソクラテスだと言っていたという。
ホメロス以前に叙事詩を書いたものがいたこととか、プラトンがサッポーが美人であったと書いていたこととか、「奇談集」というよりも「雑学集」といったものであるように思われた。つまみ読みしている。つまみ読みでもいいものであると思われる。哲学者や王や武人について書かれていることが多い。
375ページ
古人はホメロスの詩を分割して詠唱したこと
388ページ
プラトンは、希望とは目覚めている人間の見る夢だといった。
427ページ
プラトンはつねづね、ディオゲネスという男は、気の違ったソクラテスだと言っていたという。
2015年5月26日に日本でレビュー済み
原題は「多彩な物語」語るとは何か、に興味があるので資料としても欠かせない本です。人に関するエピソードが多いですね。短いので読みやすいです。
2010年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「多彩な物語」の原題のとおり、人物にまつわる逸話を主に、伝説、歴史、風俗、はては動物の生態に至るまで、ギリシアに関する様々なエピソードが集められたこの本、古代ギリシアに関する雑学の書として非常に面白い。この時代に魅力を感じるならばぜひ読んでおきたい一冊です。
そこに書かれた知識はもちろん、その大量さと雑然さもかなりの魅力です。雑学を楽しむには心のゆとりが必要。無理に教訓を引き出すよりも、書かれた知識を純粋に面白がるのがこのての本を読むポイントです。一気に通して読んでもいいですが、分量が多めなので少しづつつまみ読みしていくのもいいと思います。
肩ひじ張らずに気楽に、ひとつひとつの珍談・奇談を純粋に楽しみ、こころをギリシアへと馳せましょう。雑多な知識を通じて見えてくる、生き生きとした古代ギリシア世界に想像力の翼を広げてみましょう。
これこそが読書の楽しみ。至福のひとときを味わえる一冊でした。
そこに書かれた知識はもちろん、その大量さと雑然さもかなりの魅力です。雑学を楽しむには心のゆとりが必要。無理に教訓を引き出すよりも、書かれた知識を純粋に面白がるのがこのての本を読むポイントです。一気に通して読んでもいいですが、分量が多めなので少しづつつまみ読みしていくのもいいと思います。
肩ひじ張らずに気楽に、ひとつひとつの珍談・奇談を純粋に楽しみ、こころをギリシアへと馳せましょう。雑多な知識を通じて見えてくる、生き生きとした古代ギリシア世界に想像力の翼を広げてみましょう。
これこそが読書の楽しみ。至福のひとときを味わえる一冊でした。
2015年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホメロスからローマ時代までの雑多な話題を脈略なく書き連ねた書物。アレキサンダー大王以降を正確に学習してないので、読む時期が早すぎたのかも。ただ、学習したヘロドトスの引用でも、「え?こんなのヘロドトスにあったっけ?」と思う話題も多い。すなわち、相当量のバックグラウンドがないと、話の面白さが伝わらない。最低ホメロス、ヘロドトス、ギリシャ悲劇、喜劇、ギリシャ神話、哲学者列伝を読んでから本書にあたるのがよろしかろう。
少年老い易く学成り難いが、いまからこの本が楽しめるまでに学習ができるかどうか。
少年老い易く学成り難いが、いまからこの本が楽しめるまでに学習ができるかどうか。
2015年8月5日に日本でレビュー済み
内容どうこうは、この様な古典の場合、評価の対象とはならないでしょう。
非常に的確な翻訳と豊富な註で、優れた一冊になっています。
この貴重な本が長らく絶版となっていたのは大変残念で、ようやく重版してくれたのは喜ばしいことです。
「ダフニスとクロエー」やトゥーキュディディースのように、あっという間に絶版にはしないでほしい。本当にお願いしますよ、岩波さん。
この文献は、古代ギリシアの文化を知るためには欠かせません。
ですがこの本は、最初から最後まで通して読むようなモノではないように思います。
何かギリシア文化についての本を読んだり勉強している時の、参照文献として最も威力を発揮すると思います。
私の場合は、ブルクハルトの「ギリシア文化史」を読む際に、側に置いてちょくちょく拾い読みしています。
古代ギリシア文化を知ろうとする時、ギリシア悲劇・喜劇、ホメーロス、ヘシオドス、ヘロドトス、パウサニアス「ギリシア案内記」、アテナイオス「食卓の賢人たち」、ラエルティオス「ギリシア哲学者列伝」、プルタークの英雄伝・モラリアと並んで頻出する参照文献です。
「ギリシア案内記」の信頼出来る全訳が欲しいですね。京都大学学術出版会がやってくれないかな…
洋書に頼るしかないけど、英語圏の翻訳って、固有名詞が厄介なんだよな…
非常に的確な翻訳と豊富な註で、優れた一冊になっています。
この貴重な本が長らく絶版となっていたのは大変残念で、ようやく重版してくれたのは喜ばしいことです。
「ダフニスとクロエー」やトゥーキュディディースのように、あっという間に絶版にはしないでほしい。本当にお願いしますよ、岩波さん。
この文献は、古代ギリシアの文化を知るためには欠かせません。
ですがこの本は、最初から最後まで通して読むようなモノではないように思います。
何かギリシア文化についての本を読んだり勉強している時の、参照文献として最も威力を発揮すると思います。
私の場合は、ブルクハルトの「ギリシア文化史」を読む際に、側に置いてちょくちょく拾い読みしています。
古代ギリシア文化を知ろうとする時、ギリシア悲劇・喜劇、ホメーロス、ヘシオドス、ヘロドトス、パウサニアス「ギリシア案内記」、アテナイオス「食卓の賢人たち」、ラエルティオス「ギリシア哲学者列伝」、プルタークの英雄伝・モラリアと並んで頻出する参照文献です。
「ギリシア案内記」の信頼出来る全訳が欲しいですね。京都大学学術出版会がやってくれないかな…
洋書に頼るしかないけど、英語圏の翻訳って、固有名詞が厄介なんだよな…
2016年10月31日に日本でレビュー済み
2~3世紀のローマに生きたアイリアノスが著した本書は、岩波文庫本文416ページの中に464編もの挿話が収められている。
アイリアノスが著したと言っても著作権のない古典期の話であるから、ゼロから創作したわけではなく、様々なソースから引いてきた話をまとめたものであるし、
それも厳密な調査を経てまとめたものではないので、話の出所が怪しい挿話も存在する。しかし中世に至るまでこのような手法は標準的であり、
本書は肩肘張らずに「奇談」の数々を短編小説的に単純に楽しむ作品といえるのではないだろうか。
動物の話から歴史的な話までテーマも多岐にわたるが、どこまでが本当か分からない珍エピソードや不思議な話、教訓的な話などが満載で、
一話一話が非常に短いため、現代であれば所謂すきま時間の読書などにも向いており、気楽に楽しく少しずつ読める。
理解を深めさせてくれる訳注は各挿話の後に付いているので、いちいち巻末を参照する必要がない。巻末に解説、索引つき。
アイリアノスが著したと言っても著作権のない古典期の話であるから、ゼロから創作したわけではなく、様々なソースから引いてきた話をまとめたものであるし、
それも厳密な調査を経てまとめたものではないので、話の出所が怪しい挿話も存在する。しかし中世に至るまでこのような手法は標準的であり、
本書は肩肘張らずに「奇談」の数々を短編小説的に単純に楽しむ作品といえるのではないだろうか。
動物の話から歴史的な話までテーマも多岐にわたるが、どこまでが本当か分からない珍エピソードや不思議な話、教訓的な話などが満載で、
一話一話が非常に短いため、現代であれば所謂すきま時間の読書などにも向いており、気楽に楽しく少しずつ読める。
理解を深めさせてくれる訳注は各挿話の後に付いているので、いちいち巻末を参照する必要がない。巻末に解説、索引つき。
2004年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ギリシア、ローマ時代の数多くの話題を長短460数話集録したアイリアノスの全訳である。
豊富な訳注により、我々素人でも気軽に読むことができるように構成されている。
巻末には詳しい解説および人名などの索引があり、さらに大変参考になる邦訳案内がついており、充実した内容である。
訳注は本文よりも多いくらいで、29箇所におよぶものもある。
ただ、第12巻64に登場する予言者アリスタンドロスはこの時点では既に死亡していると思料されるが、訳注にこの点の記載がないのが惜しまれる。
豊富な訳注により、我々素人でも気軽に読むことができるように構成されている。
巻末には詳しい解説および人名などの索引があり、さらに大変参考になる邦訳案内がついており、充実した内容である。
訳注は本文よりも多いくらいで、29箇所におよぶものもある。
ただ、第12巻64に登場する予言者アリスタンドロスはこの時点では既に死亡していると思料されるが、訳注にこの点の記載がないのが惜しまれる。