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六号病棟/退屈な話 (岩波文庫 赤 622-6) 文庫 – 2009/11/13

4.4 5つ星のうち4.4 23個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2009/11/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 391ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003262263
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003262269
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.5 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 23個の評価

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アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年10月14日に日本でレビュー済み
チェーホフは医者だったので、生命をとても客観視することのできる人であったとともに、科学にも詳しかったと思える。
「退屈な話」に出てくる「科学こそ人間の生活においてもっとも大切な、もっともすばらしい、必要なものであって、科学は常に愛の最高の現れであったし、またこれからもそうであるだろうことを、そしてひとり科学によってのみ人間は自然と自身に打ち勝つことを信じるだろう。」というところは、1つの願いであり、希望だと思う。科学によって自然に打ち勝つ、のは分かりやすい。しかし、それだけでなく、科学によって”自身に打ち勝つ”だろう、という考えに感心した。人類が科学を学ぶことによって、人類自身のことを知り、そのことで、今後、人類が未来に向かって進むべき道を自ら見出すことを信じたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月17日に日本でレビュー済み
『退屈な話』は、人生の後半に差し掛かった老教授の心境を表現した短編だが、単なる短編と違うところは、結論らしきものほとんど述べられていない。一人の人間の老いの境地が淡々と描写されている。しかし、どの世代の読者にも印象に残る複雑で多様な内容を含んだ作品だと思う。
『6号病室』は、何が正気で何が狂気かの区別がつかなくなった医師の話である。表現の仕方もチェーホフならではの独特の表現で、終わり方もかえって印象に残るような締めくくりかただ。人間の底知れない深みを覗くようで、怖ささえ感じる作品だ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは怖い話だね。悪意により捏造されたら病室で囚われの身になって、逃げようがなくなるなんて、ありうる話だと思った。最近ネットに精神病院に40年入院させられた69歳男の話なんていうのが出たし、怒りださないよう薬で癇癪玉を抜かれた年寄りたちにだって、「子供によって精神病に仕立てられた」と思っている人たちがいてもおかしくない話だ。精神科医というのはそういう微妙な線を司るセンシティブな、良識を要す、責任の重い役目だとわかった気がした。ただ、翻訳にすこし隔靴掻痒感、あるいは、露語から英語の二重翻訳になっているのではないかという気がした。まあ、古い本だしね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年1月7日に日本でレビュー済み
社会的には名声を得ながらも自分では人生の意味を見出せない教授を描く「退屈な話」、狂気と正気の区別が付かなくなる精神科医を描く「六号病室」の二作品を収録。
どちらも、平穏な生活がじわじわと崩れさっていく人の姿を描きます。そこには自己の欲求と社会的要請との相克があり、そのバランスがほんの少しズレただけで奈落の底に落ちてしまう危険性と隣り合わせに生きる、人間の社会的存在としての立場の危うさが垣間見えます。人間は社会的存在として規定されていればこそ、完全に好きなようには生きられない。その息苦しさに耐えることが生きることなのだ、そんなメッセージを受取りました。
人物描写、感情描写の素晴らしさは相変わらずチェーホフならではでしょう。そうした感性が、訳文になっても損なわれないのはやはり元のテキストが優れているのでしょう、翻訳だということを気にせずに読むことができます。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年11月30日に日本でレビュー済み
誇大妄想の男が死神にとりつかれて滅んでゆく姿を詩的に描き、トルストイがベタ褒めしたという「黒衣の僧」がメチャンコおもろい!

チェーホフで初めて面白いと思った。

つか、チェーホフで読み通せたのは初めてや。

チェーホフってオモロイんやなあ。

ちなみに、なれそめは、渡辺京二「私の世界文学案内」ちくま文庫で紹介されていたことによる、アレです、はい。

さあこれからチェーホフ読破の旅が始まるぜyeah!

つか、松下さんの翻訳がすばらしすぎて、いくら感謝してもしたりません

それにしても、ロシア文学てなんでこんなに良いんやろ

フランス文学は最悪やのにな
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年4月1日に日本でレビュー済み
この両作品に私はかつてひどく感激した。有名な桜の園やかもめなどの戯曲よりも私には近しい作品だった。また少し年を取ったらもう一度読み直したいと思っている。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チェホフのものは暗いがこれはクライながらも読めました。散文詩ですね。戯曲もいいが小説もいい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月12日に日本でレビュー済み
医師でもあった著者の残した、医療や病にまつわる七つの中短編アンソロジー。はじめの四編が短編、残り三編が表題作ふたつを含む中編作品です。気鬱な内容の物語で集成されており、読んでいて気がふさぎました。なかでも三つの中編はその傾向が強いとともに、主要人物が俗人を嫌悪する知識人であるという共通点があります。以降は作品ごとの概要や所感などです。
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『脱走者』
母に連れられて外来診療の結果、ひとり病院に残ることになった幼いパーシカの一夜が描かれる。患者や看護人たちの姿が、子どもの目におどろおどろしく映る様子が伝わる。

『チフス』
帰郷の途の列車内で、病のために目につくもの全てを厭らしく感じるクリーモフ中尉。おばと可愛い妹の待つもとに帰宅してチフスと診断される。快癒した後のクリーモフの感情が列車内と対照的に描かれる。

『アニュータ』
前途有望な医学生クロチコーフと、同棲する身寄りのないアニュータとの関係性が中心となる。

『敵』
最愛の息子に先立たれた直後の都会医キリーロフに、妻の診察を依頼しにきた裕福な地主のアボーギン。キリーロフはアボーギンに不快感を抱きながらも往診に向かう。

『黒衣の僧』
コーヴリン博士は休養のため逗留していたペソーツキーの屋敷で伝説とされる黒衣の修道僧の蜃気楼を目にする。コーヴリンは屋敷の娘と結ばれるが。

『六号病棟』
朽ちかけた病棟に収容されるのは五人の精神病患者たち。医師ラーギンは唯一、貴族出の患者であるドミートリチとの知的な会話を楽しみ、病棟に足しげく通うようになる。病院のスタッフたちはそんなラーギンを不審な目で見る。中盤でラーギンがドミートリチに対して口にする台詞が象徴的に響く。本書で最も含蓄の深さを感じさせる作品。

『退屈な話』
高名な解剖学名誉教授である、老年のニコライ・ステパーヌイチは自身の寿命が近いことを予感している。厭世観に満ち満ちたニコライの、俗世への嫌悪と軽蔑の感情が延々と綴られる。妻、娘、部下、娘婿候補、学生と、近親者を含めて目につくものをことごとく疎ましく感じる彼にとって、近所に住むカーチャという若い娘との時間だけが慰めだった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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