非常に面白く内容が深いです。一般的にはネットなどで鎖国はイエズス会の介入を阻止するためであるとか、人身売買があったためであるとか、少し内容の浅い議論で終始しています。
そう言うことを言う前に、そもそも彼らはどう言う経緯ではるかアジアまでやって来たのか、彼らは何を思い、その間私たちの先祖は何を思っていたのか・・
この本を読むと、なぜ鎖国をしてしまったのだ・・と痛恨の思いです。300年の鎖国の遅れを取り戻すべく開国したのに、敗戦によってまた国民の雄飛の心は萎んだままに今の日本があります。
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鎖国 上: 日本の悲劇 (岩波文庫 青 144-3) 文庫 – 1982/1/16
和辻 哲郎
(著)
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1982/1/16
- ISBN-104003314433
- ISBN-13978-4003314432
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1982/1/16)
- 発売日 : 1982/1/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 367ページ
- ISBN-10 : 4003314433
- ISBN-13 : 978-4003314432
- Amazon 売れ筋ランキング: - 115,583位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月22日に日本でレビュー済み
日本を代表する哲学者、和辻哲郎による鎖国論。
ヨーロッパと出会いながら、国を閉ざしてしまい、西洋からの学びと関係のチャンスを失ってしまった事を悲劇として捉えれ、同時にその姿勢が日本のその後の歴史を規定してしまった、という日本論にもなっている。
冒頭の序章では、日本にキリスト教が伝えられた時までの、ヨーロッパの歴史、日本を含むアジアの歴史が概観されていて、和辻哲郎の他の本である、風土からの成果を連想させる。
前巻では、スペインによるアメリカ大陸の発見とメキシコ、インカの制服までが描かれている。
ヨーロッパと出会いながら、国を閉ざしてしまい、西洋からの学びと関係のチャンスを失ってしまった事を悲劇として捉えれ、同時にその姿勢が日本のその後の歴史を規定してしまった、という日本論にもなっている。
冒頭の序章では、日本にキリスト教が伝えられた時までの、ヨーロッパの歴史、日本を含むアジアの歴史が概観されていて、和辻哲郎の他の本である、風土からの成果を連想させる。
前巻では、スペインによるアメリカ大陸の発見とメキシコ、インカの制服までが描かれている。