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哲学者と法学徒との対話: イングランドのコモン・ローをめぐる (岩波文庫 白 4-5) 文庫 – 2002/4/16
晩年のホッブズが「革命の生き証人」として書いた「同時代史」とも言われる本書は,法,正義,主権,刑罰,司法,国家の歴史,信仰の自由などの概念の分析を文明史と交差させ,彼の政治思想の母体となった歴史観を端的に示すとともに,文明史への強烈な関心を表している.『リヴァイアサン』理解のための必読書でもある.
- 本の長さ305ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2002/4/16
- ISBN-104003400453
- ISBN-13978-4003400456
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2002/4/16)
- 発売日 : 2002/4/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 305ページ
- ISBN-10 : 4003400453
- ISBN-13 : 978-4003400456
- Amazon 売れ筋ランキング: - 558,158位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 100位イギリス・アメリカの思想
- - 970位西洋哲学入門
- - 2,051位ヨーロッパ史
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前書店で見つけた時こういう本はそう売れないだろうと後回しにしていたらすぐ売れてしまいました。手にしてとても嬉しいです。
2021年3月23日に日本でレビュー済み
コモンローをめぐる哲学者と法学者の対話を私は50年前に原書で読んだ。翻訳がなかったのでそうするしかなかった。それが今は日本語で読めるのだから、今の若い世代が羨ましい。けれども若者は本書を読んでいるだろうか。ホッブズはオックスフォード大学でまなび、貴族の家庭教師となり、また国王の教師ともなったが、17世紀のイングランドが、国王、貴族、ジェントリ、ブルジョアなどの階級対立もさることながら、様々な宗派と党派に人々が分かれて利害とイデオロギーの対立を繰り広げ、さらには内乱・内戦という危機に直面したときに、ホッブズはこの危機をどうすれば克服できるかという問題に取り組んだ。本書は法と哲学の対立は対話で克服できるというホッブズの信念を説いたものである。主著の『リヴァイアサン』は平和樹立の方法を相互契約から引き出す限りでは基本的に対話という同じ原理に立っているが、しかし絶対主権に力点を置いている点は違っている。絶対主権か権力分立かというのは、時代の最大の争点であったが、ロックと名誉革命は後者を選び、イングランドに自由を引き寄せることに成功するから、18世紀から見るとホッブズは全体主義的に見える。それが一般意思の概念を強調したルソーがホッブズを参考にした理由であろう。対話と権力に哲学者として取り組んだホッブズの思想は批判的に参照する価値があると思う。
2009年6月6日に日本でレビュー済み
対話形態を採っている為に、読みやすく理解もしやすい。
国家という命題を突きつけたリヴァイアサンは大著であり、岩波文庫も4巻に登る本であるものの、本書はそれを砕いた形で書かれているので理解はしやすい。
これを評している時期(2009・6月6日)にDNA鑑定の誤判断による冤罪事件の再審問題が出ており、法の運用の問題を考えると本書を読め毎に厳しい現実を突きつけられるようである。「理性こそが法の生命である」という言葉と同時に「心理でなく、権威が法を作る」という命題に重さを感じる。
裁判員制度が運用される事を考えると、古典ではなく「今そこにある問題を考えるべき本」と言えるのではないだろうか。
国家という命題を突きつけたリヴァイアサンは大著であり、岩波文庫も4巻に登る本であるものの、本書はそれを砕いた形で書かれているので理解はしやすい。
これを評している時期(2009・6月6日)にDNA鑑定の誤判断による冤罪事件の再審問題が出ており、法の運用の問題を考えると本書を読め毎に厳しい現実を突きつけられるようである。「理性こそが法の生命である」という言葉と同時に「心理でなく、権威が法を作る」という命題に重さを感じる。
裁判員制度が運用される事を考えると、古典ではなく「今そこにある問題を考えるべき本」と言えるのではないだろうか。
2004年7月5日に日本でレビュー済み
ホッブズといえば近年再評価が著しい政治思想家であるのに、翻訳は本書以外には『リヴァイアサン』しか存在しなかった。
その上『リヴァイアサン』大著であり、政治的、法的記述以外の記述(主に宗教的なこと)も沢山書かれているので、日本人にはなかなか近寄りがたい。
その点本書は、問答形式になっているので、読みやすく、キリスト教思想も全面に押し出されていないので、読みやすい。
色々、当時の法学者や法律についての言葉が出てくるが、気になる部分には注がついているので、そこを読めば問題なく読み進んでいける。
非常にすぐれたホッブズの政治=国家思想の入門書に仕上がっている。
さいごにひとこと
いま読んでも私たちが普通に納得してしまうようなことが書かれていて、驚いた。(古典といわれているものは常にそういうものであるけれども)
その上『リヴァイアサン』大著であり、政治的、法的記述以外の記述(主に宗教的なこと)も沢山書かれているので、日本人にはなかなか近寄りがたい。
その点本書は、問答形式になっているので、読みやすく、キリスト教思想も全面に押し出されていないので、読みやすい。
色々、当時の法学者や法律についての言葉が出てくるが、気になる部分には注がついているので、そこを読めば問題なく読み進んでいける。
非常にすぐれたホッブズの政治=国家思想の入門書に仕上がっている。
さいごにひとこと
いま読んでも私たちが普通に納得してしまうようなことが書かれていて、驚いた。(古典といわれているものは常にそういうものであるけれども)