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花火・来訪者 他十一篇 (岩波文庫 緑 42-12) 文庫 – 2019/6/15
永井 荷風
(著)
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祭典と騒乱の記憶から奇妙な国の歴史を浮かびあがらせる「花火」,エロスの果てに超現実が覗く「夏すがた」,江戸情調を扱う随筆を精選.「来訪者」は,自筆と贋作のあわいに「四谷怪談」や夢の世界が虚実相半ばする問題作.(解説=多田蔵人)
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2019/6/15
- ISBN-104003600355
- ISBN-13978-4003600351
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2019/6/15)
- 発売日 : 2019/6/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 278ページ
- ISBN-10 : 4003600355
- ISBN-13 : 978-4003600351
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月28日に日本でレビュー済み
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迅速、丁寧、きれい。何も言うことなしです。
2021年2月9日に日本でレビュー済み
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来訪者という短編は前から読みたいと思っていた。猪場毅という人物に興味を持っていたのである。
戦後すぐ、四畳半裁判があった。猪場が仕掛けたこと、とんでもない男だ。
先年、国府台手児奈堂に行く機会があった。猪場宅は墓石置き場になっていた。近くにいた人に聞くと、火事を起こしたそうだ。猪場自身はとっくに酒で亡くなっている。精神科の病院を出たり入ったりを繰り返していたそうだ。
戦後すぐ、四畳半裁判があった。猪場が仕掛けたこと、とんでもない男だ。
先年、国府台手児奈堂に行く機会があった。猪場宅は墓石置き場になっていた。近くにいた人に聞くと、火事を起こしたそうだ。猪場自身はとっくに酒で亡くなっている。精神科の病院を出たり入ったりを繰り返していたそうだ。
2021年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「来訪者」は、優雅さや情緒などかなぐり捨てたような、焦燥感と負の熱情でギラついたモデル小説だ。裏切った弟子を単に誅する事ではない別の卑劣なる意図があったらしいことは、岡松和夫の「断弦」を読んで知ってはいたが、今回初めて「来訪者」を読み、あまりの罵詈讒謗に呆れるほかなかった。もし今のご時世でこんなものを公にしようものなら、著者はたちまち名誉毀損で訴えられた挙句惨敗して大きな償いの荷を負うは必至である。実際、身から出た錆(理由が今ひとつハッキリしない)とはいえ、平井呈一はこの誹謗小説のせいで長きに渡り相当の苦痛を強いられるからだ。
そんなに官憲が怖いのなら粋がって春本など書くな。書いても他人に見せるな。などと大作家さんに言ってみたくもなる。
そんなに官憲が怖いのなら粋がって春本など書くな。書いても他人に見せるな。などと大作家さんに言ってみたくもなる。
2019年6月29日に日本でレビュー済み
表紙に「江戸情調を文章に醇化した戦前の小説、随筆を精選した」とあります。各小説の末尾を見ると(記されていないものもありますが)明治43年から昭和19年までに執筆されたものを掲載。文量的には「来訪者」が多くを占めていますね。
題名に含まれた「花火」は有名な「戯作者宣言」のある文章ですが、内容としてはわが国の祝日や事件に伴う騒ぎを追想したもの。「欧州戦争講和記念祭」からはじまり「憲法発布の祝賀祭」「大津事件」「即位式祝賀祭」など、帝都の民のお祭り騒ぎや動乱の思い出を上げつつ「押入の壁」張りにいそしむ40男の孤独ぶりが胸にしみます。
「夏すがた」は、荷風が多く描いた「誰とでも寝るけど打算はない女」お千代に振り回される旦那の話。この旦那も、明治の立身出世の価値観を託された荷風小説おなじみの人物像です。近隣の男女の営みを覗いて興奮する2人には、荷風自身ののぞき見趣味が投影されているようです。
「あぢさゐ」は、かつて中村光夫が「荷風が理想像として胸裏に描いていた女性」と述べた売女「お君」が登場。その打算なき自堕落ぶりを、彼女に溺れた三味線引きの男に語らせています。2人の「痴情」溢れる「腐れ縁」ぶりが逆に美しさを醸し出している名編です。
「女中のはなし」は、短期間荷風宅で働いていた若い女との久しぶりの対話が主な題材です。今はダンサーである女がパトロンとの関係を相談しに来るのですが、2人の関係は別に何もなく終わり、少々物足りなさが残りました。515事件があった時の作で、当時の緊張した世相が随所に感じ取れるのが印象的です。
そして表題の一つである「来訪者」は、偽文士たちによる荷風作品の贋作騒ぎという、題材の異色ぶりが光る逸品です。荷風に取り入り、色紙や短冊、はては草稿まで持ち出して売った木場と白井という実在の二人の物語。話はこの騒ぎにとどまらず、その後日談(主に白井)も綴られています。むしろこの後日談のほうが主であるかのようで、白井と某未亡人の、痴情の果ての悲劇が江戸情緒たっぷりな怪談のようで、凄惨の一言に尽きます。
他に、友人夫婦の幸福を素直に祝えない敗残者意識の濃厚な「曇天」、新旧清濁貴賤など多くの対極物を呑み込んで成長する銀座を描き抜いた「銀座界隈」、梅雨を見上げ仏文学に思いをはせ、夏の虫干しで父の蔵書に時勢を思う「花より雨に」「蟲干」など、どれも身辺雑記として秀逸な短文群です。
「にくまれぐち」は、荷風が当時の文壇文士と出版社をどれほど忌み嫌ったかがわかり、その徹底したこき下ろしぶりには、逆に微笑ましささえ感じますね。
題名に含まれた「花火」は有名な「戯作者宣言」のある文章ですが、内容としてはわが国の祝日や事件に伴う騒ぎを追想したもの。「欧州戦争講和記念祭」からはじまり「憲法発布の祝賀祭」「大津事件」「即位式祝賀祭」など、帝都の民のお祭り騒ぎや動乱の思い出を上げつつ「押入の壁」張りにいそしむ40男の孤独ぶりが胸にしみます。
「夏すがた」は、荷風が多く描いた「誰とでも寝るけど打算はない女」お千代に振り回される旦那の話。この旦那も、明治の立身出世の価値観を託された荷風小説おなじみの人物像です。近隣の男女の営みを覗いて興奮する2人には、荷風自身ののぞき見趣味が投影されているようです。
「あぢさゐ」は、かつて中村光夫が「荷風が理想像として胸裏に描いていた女性」と述べた売女「お君」が登場。その打算なき自堕落ぶりを、彼女に溺れた三味線引きの男に語らせています。2人の「痴情」溢れる「腐れ縁」ぶりが逆に美しさを醸し出している名編です。
「女中のはなし」は、短期間荷風宅で働いていた若い女との久しぶりの対話が主な題材です。今はダンサーである女がパトロンとの関係を相談しに来るのですが、2人の関係は別に何もなく終わり、少々物足りなさが残りました。515事件があった時の作で、当時の緊張した世相が随所に感じ取れるのが印象的です。
そして表題の一つである「来訪者」は、偽文士たちによる荷風作品の贋作騒ぎという、題材の異色ぶりが光る逸品です。荷風に取り入り、色紙や短冊、はては草稿まで持ち出して売った木場と白井という実在の二人の物語。話はこの騒ぎにとどまらず、その後日談(主に白井)も綴られています。むしろこの後日談のほうが主であるかのようで、白井と某未亡人の、痴情の果ての悲劇が江戸情緒たっぷりな怪談のようで、凄惨の一言に尽きます。
他に、友人夫婦の幸福を素直に祝えない敗残者意識の濃厚な「曇天」、新旧清濁貴賤など多くの対極物を呑み込んで成長する銀座を描き抜いた「銀座界隈」、梅雨を見上げ仏文学に思いをはせ、夏の虫干しで父の蔵書に時勢を思う「花より雨に」「蟲干」など、どれも身辺雑記として秀逸な短文群です。
「にくまれぐち」は、荷風が当時の文壇文士と出版社をどれほど忌み嫌ったかがわかり、その徹底したこき下ろしぶりには、逆に微笑ましささえ感じますね。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
We should revaluate Kafu now.