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エネルギーを選びなおす (岩波新書) 新書 – 2013/10/19
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2013/10/19
- 寸法11.5 x 1 x 17.5 cm
- ISBN-104004314518
- ISBN-13978-4004314516
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2013/10/19)
- 発売日 : 2013/10/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4004314518
- ISBN-13 : 978-4004314516
- 寸法 : 11.5 x 1 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 629,874位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,582位岩波新書
- カスタマーレビュー:
著者について
環境ジャーナリスト/科学ライター
静岡県生まれ。田んぼと茶畑に囲まれた田園地帯で育つ。東京大学卒業後、出版社勤務などを経て独立。学生時代は海をフィールドに、現在は東京郊外の里山をフィールドに活動。執筆・研究テーマは、生物多様性保全、自然エネルギー、環境エネルギー政策、持続可能な地域社会、環境保全活動や企業の社会的責任(CSR)など。
自宅では、3kWの太陽光発電、240リットルの太陽熱温水器とペレットストーブを使用。3.11以降、福島第一原発事故による放射能汚染に見舞われた福島県飯舘村の後方支援活動、汚染実態調査に取り組む。
飯舘村放射能エコロジー研究会世話人 高木仁三郎市民科学基金顧問 原子力市民委員会アドバイザー トウキョウサンショウウオ研究会会員 元宇都宮大学農学系大学院・日本大学生物資源科学部非常勤講師
オフィシャルサイト https://sites.google.com/view/ozawashoji/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
Eメール ozawashoji@gmail.com
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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地球が震えた日であろう。
そして私たちの多くが安全神話を信じ増え続けれる電力量を気にせず生活していた。
3.11以後も新聞やネットでの情報の断片としてはエネルギー問題は重要な課題とだと感じてはいたが、エネルギーとは何か?その歴史は?と問われれば何も答えられない自分がいた。
本書はそんなエネルギーの事を包括的にそして歴史を含めて説明してくれる。
エネルギーを求めて争いが起き、貧富の差が出来る。さらに環境問題が生じる。
先進国とは何が先進なのか? ただエネルギーを浪費して環境を汚し続けている事が果たして未来の地球の子供達への遺産となるのか。
備忘録メモ
電気偏重(エネルギー消費に占める電気の割合の大きさ)、電気がなければ社会が成り立たない?
油田の枯渇論再浮上 人口増加、 エネルギー消費量はその増加を上回る
シェールガスは夢のエネルギー?環境汚染の問題
メタンハイドレートの幻想(夢のエネルギーで終わる可能性)
水とエネルギーの関係性、水なくしてエネルギーなし。
サインシャイン計画(日本)の失敗(2000年までに1兆3千億)
太陽熱温水器ブーム(強引な訪問販売による社会問題)、効率は非常に良い、逆に海外での太陽熱利用加速
太陽光発電世界一へ(補助金制度による)、しかしシステム価格が下がらず普及に及ばず
オール電化(電気需要の頭打ち対策)による給湯分野への進出(エコキュート等) ガス会社劣勢
原発に組み込まれた太陽光発電(ピーク電力時(天気が良い日の)の補助)、オール電化の販売ツールに利用
犠牲の上に成り立つシステム 発電場所と電気使用地の隔離 ウラン採掘地と都会、風力電力での風車被害(景観、低周波、騒音、野鳥被害)と電力使用地
最終処理場(核廃棄物)オンカロの様な場所は日本の何処にも存在しない
エコロジー社会構築プロジェクト 2050年自然エネルギー100%(2005年に提言)時潮社
エネルギー問題の地方分権化推進
老朽化インフラの未来を想定したエネルギー政策
シェアという思想(エネルギー全体、生き方、共同体として)
浪費の後始末をするのは今、さもなくば未来はない。
2011年3月11日に発生した、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故により、日本は原発をどうするかとう大きな問題に直面しました。
本書では、発電方式というよりも、日本のエネルギーをどうするかという問題を検討、考察しています。
全体は、下記の3章に分かれています。 1:エネルギー渉猟文明 2:機能不全のエネルギー・システム 3:自然エネルギーを使いこなす文明
1:エネルギーの歴史について述べられています。当然、古代ギリシャ、ローマ時代は、石炭、石油はありませんし、電気もありません。
使えるエネルギーは、太陽エネルギーと木しかないわけで、古代ローマでは、イタリア半島の森林は切り尽くされたそうです。
日本でも同様で、太平洋戦争終了後は、かなりの森林が破壊されつくしていたそうです。
全体として、電灯の普及、自動車の大量生産の時代になり、石炭、石油の時代に突入します。そして、現在は、シェールガス時代に突入しようとしています。
しかし、石油ショックで、代替エネルギーの必要に迫られました。太陽熱、原子力、バイオマス、風力、太陽光・・・
ヨーロッパでは、固定価格買取制度(FIT)の導入が、それらの普及に火をつけました。
小澤さんは、原子力発電では、発生するエネルギーの1/3しか利用されていないのが大きな問題だと考えています。当然原子量廃棄物の処理も大きな問題です。
小沢さんは、発電所をもっと近くに持って来て、その熱も利用するコジェネレーション・システムの導入が必要だと考えています。
それには、ガスタービン複合サイクル(GTCC)が有効です。また、都会から離れた小さなコミュニティーでは、バイオマス発電、また、その排気熱を利用した
地域熱供給システムが有効であると考えています。
低周波公害が懸念される風力は、洋上に、農業と太陽光発電の併用(法律の改正が必要) など色んな方策も考えられますが、著者の小澤さんは、シェアという思想がもっと必要ではないかと考えています。
筆者は、世間は「エネルギー」と言いながらも議論は電気に偏っているという。もっと熱エネルギーなども一緒に議論すべきだという。ヨーロッパでは発電と共に熱供給施設を持つ「地域熱供給(district heating)」というものが広く普及しているという。それは素晴らしいシステムであり、ぜひ我が国にも導入を検討すべきだろう。
しかし広く普及と言いながら、どの国にどれだけの設備があって、どれだけの熱や電力を供給しているのか、具体的な数字などが全く示されていないのが残念だ。
自然エネルギーへの転換を訴えながらも、反化石燃料や脱原発に固執することなく、中立的な書き方にも思えるが、「電気(電力会社)=悪」の大前提が見え隠れするようで、若干の違和感を覚えた。
いずれにしてもエネルギー問題を学び直す良い機会になった。
人類がエネルギーを利用してきた過程と、今後のエネルギーの枯渇問題が冒頭で述べられ暗い気分になる。
研究段階のものも含めた発電技術や、主に小規模な地域を主体とした再生可能エネルギーの製造実績の紹介で少しは希望が見えた。