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岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 (講談社学術文庫) 文庫 – 2013/12/11

4.7 5つ星のうち4.7 4個の評価

本書は、岩波書店の創業者である岩波茂雄をめぐる分析『岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋』(村上一郎著)と、解説(竹内洋)からからなります。
信州人である岩波茂雄はいかにして出版社を起こし、出版界を牛耳っていくようになったのか? その過程で何を利用し、何を切り捨てたのか? 「岩波文化」と呼ばれる一大潮流を作り上げ、日本の教養主義を牽引したが、そこに問題はなかったのか?
おりしも、岩波書店の興隆は、近代日本の「学歴貴族」の栄光の時代に呼応しています。近代日本のアカデミズムは外来で急ごしらえのところがあり、しっかりと熟成されたものではなく、見せかけの「前衛」で乗っ取ることが可能だと見抜いていたのが、岩波茂雄であると村上一郎は述べます。そして、日本のインテリゲンチャのあり方の底の浅さを見抜いています。
教育社会学者の竹内洋氏は、日本のアカデミズムのありようと教養主義の盛衰、そして出版業というものが、文化産業としてどのような構造を持つのかを、『岩波茂雄』を土台に据えて、問い直し、解明していく、一冊で二冊分の内容を持つ本です。
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商品の説明

著者について

村上 一郎
村上一郎(むらかみ・いちろう)
1920-1975。東京商科大学(現・一橋大学)卒業。文芸評論家、歌人、小説家。著書に、『北一輝論』『振りさけ見れば』、『村上一郎著作集』(全十巻)など多数ある。
竹内 洋
竹内洋(たけうち・よう)1942年新潟県生まれ。京都大学教育学部卒業。保険会社勤務後、京都大学大学院教育学研究科進学、同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。京都大学大学院教授等を歴任して、関西大学、京都大学名誉教授。主な著書に、『学歴貴族の栄光と挫折』『立志・苦学・出世』『パブリック・スクール』『日本のメリトクラシー』『大学という病』『教養主義の没落』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2013/12/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/12/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062922088
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062922081
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 4個の評価

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竹内 洋
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年10月29日に日本でレビュー済み
「岩波文化」の形成を論じた本。

いかに、岩波が自分好みの文化を作ったかを知ることができます。私たちが読む「漱石」も実は岩波が作った漱石です。

それにしても、漱石のもつもっとも文学的・作家的・悪魔的な側面は、何となく毒気をぬかれ、教養人・漱石、解脱人・漱石の匂いだけが、むしろ濃く日本の次代の読書人のあいだに残された事実は、たいせつであろう。(57頁)

竹内洋氏による「イントロ」と「解説」は必読。
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