深い分析に満ちた、熱い文章の数々です。とてもおススメします。
日本人は選挙に行かなさ過ぎです。いったいぜんたい、大丈夫なんでしょうかオトナの皆さん。
本を読むことが好きな人のみならず、この国に住む全員の方々に読むことを勧めたいです。
「スマホやアイドルやアニメやゲームに取りつかれてアホになんないで!」と先日の衆議院選挙の投票に行かなかった人に、凄く伝えたいです。
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「18歳選挙権」で社会はどう変わるか (集英社新書) 新書 – 2016/6/17
林 大介
(著)
“政治はもう、10代の240万票を無視できない!”
「若者と政治」を考えるための最高の入門書。
二〇一六年より施行される「18歳選挙権」制度。選挙権年齢引き下げを契機に「一〇代からの政治参加」の是非が問われるなか、「18歳選挙権」はどのようなプロセスで社会の変革に寄与し得るのか。
本書では、「子どもの主権者教育」の第一線の研究者であり、長きにわたり教育の現場に携わってきた著者が、「18歳選挙権」導入の経緯と問題点や、中高生の政治教育を阻む政治的中立性の壁、著者も積極的に取り組む「模擬選挙」の実状、そして本制度を起爆剤とした若者の政治参画への展望に関して、わかりやすく解説、提言する。
[著者情報]
林 大介(はやし だいすけ)
一九七六年、東京都生まれ。東洋大学社会学部助教。法政大学大学院社会科学研究科修士課程政治学専攻修了後、障害児介助員、中高の非常勤講師、NPOチャイルドライン支援センター事務局長、文部科学省専門職等を経て現職。総務省・文科省が作成した政治・選挙等に関する高校生向け副教材『私たちが拓く日本の未来』の作成にも携わる。「模擬選挙推進ネットワーク」「子どもの権利条約ネットワーク」事務局長。
「若者と政治」を考えるための最高の入門書。
二〇一六年より施行される「18歳選挙権」制度。選挙権年齢引き下げを契機に「一〇代からの政治参加」の是非が問われるなか、「18歳選挙権」はどのようなプロセスで社会の変革に寄与し得るのか。
本書では、「子どもの主権者教育」の第一線の研究者であり、長きにわたり教育の現場に携わってきた著者が、「18歳選挙権」導入の経緯と問題点や、中高生の政治教育を阻む政治的中立性の壁、著者も積極的に取り組む「模擬選挙」の実状、そして本制度を起爆剤とした若者の政治参画への展望に関して、わかりやすく解説、提言する。
[著者情報]
林 大介(はやし だいすけ)
一九七六年、東京都生まれ。東洋大学社会学部助教。法政大学大学院社会科学研究科修士課程政治学専攻修了後、障害児介助員、中高の非常勤講師、NPOチャイルドライン支援センター事務局長、文部科学省専門職等を経て現職。総務省・文科省が作成した政治・選挙等に関する高校生向け副教材『私たちが拓く日本の未来』の作成にも携わる。「模擬選挙推進ネットワーク」「子どもの権利条約ネットワーク」事務局長。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2016/6/17
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104087208389
- ISBN-13978-4087208382
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2016/6/17)
- 発売日 : 2016/6/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4087208389
- ISBN-13 : 978-4087208382
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,054位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
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2017年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年8月23日に日本でレビュー済み
政府は、憲法の国民投票を睨んで、18歳選挙権を施行した。
しかし、これは「寝た子は起こすな」との、ネトウヨ曰く戦後の日教組教育な延長でしかない。
今はどこにいるのかと思うほど弱体化した日教祖をはじめとする教職員労組だが、それらの中でも良心的な教員がやってきたのは、労働者としての自分を守るための労働法を教え、主権者として政治に参画する意識をつけさせることでもあった。
当然、そのような経団連や、信者が高齢でこの世から去っていく自公政権にとって都合の悪い主権者教育は、今後もなされまい。
海外(特に北欧)では高校生どころか小学生や幼稚園から模擬投票が行われている。
家庭でも両親が政治の話題を出すのは日常茶飯事でもある。
シティズンシップ教育と言われる、自分だったらこういう視点で考えていったらいいんじゃないのかなということをトレーニングしておくことが、実際に有権者になったときに大事になるなと思っているのは、筆者だけではない。
そして本書では日本でも行われている先駆例が示される。
おざなりの子ども議会だけではなく、学校建設に伴う基本設計への意見反映(旭川小中)、中学校生徒会サミット(岐阜県中津川)、高校生代表者会議(沖縄)、子ども議会(北海道壮瞥町、むつ、秋田県仙北、鎌倉、葉山、群馬県藤岡、石川県野々市、愛知県知立、佐賀県江北町、屋久島町など)では、
大型児童センターの愛称(石狩市)
通学路の防犯灯設置(埼玉県吉川市)
街頭数増加、子どもバス料金軽減、学校設備の改修(北海道士別市)
子どもの権利条例の制定(北海道東広島市)
子どもの目線による公園づくり、遊び場の確保(近江八幡市)
山形県子ども館の運営(山形県)
児童センターの設計段階での意見徴収(長野県松本市)
学校のトイレ改修(宮崎市)
震災被災校舎の新校舎設計(岩手県岩泉町)
も審議されている。
中高生から選出される少年議員を中心とした町づくり(山形県遊佐町)では、毎年度45~50万円の予算付けがなされ、音楽イベント「遊佐ROCK」開催、商店街の空き店舗を活用した喫茶店開店、B級グルメづくり、通学路への防犯灯・カーブミラー設置、町のデザインポスター作製などが行われている。
大阪では、地域委員会形式で、地域のことは地域住民が決めることすら池田市から広がらないのに、若年者が施策に関与するなど、地方議会では想像すらしまい。
有権者に議会報告を行う議会も熊取町を真似て箕面市が取り組み始めたが、学校へ行って、質問に晒されて、赤っ恥をかかないで済む議員らはどれほどいようか?
議会毎の市・府政報告すらほとんどせず、ブログすら持たない冠婚葬祭周りだけに精を出す政治家ばかりの地域で、どうやって行政を立て直すかに苦心している身としては、議会改革どころか子どもへの働きかけなど遠い夢のようにも思う。
しかし、先例があれば行政は動きやすい。
このような先発事例をテコとして、民主主義の構築に手をかけ続けたいと勇気をもらった。
しかし、これは「寝た子は起こすな」との、ネトウヨ曰く戦後の日教組教育な延長でしかない。
今はどこにいるのかと思うほど弱体化した日教祖をはじめとする教職員労組だが、それらの中でも良心的な教員がやってきたのは、労働者としての自分を守るための労働法を教え、主権者として政治に参画する意識をつけさせることでもあった。
当然、そのような経団連や、信者が高齢でこの世から去っていく自公政権にとって都合の悪い主権者教育は、今後もなされまい。
海外(特に北欧)では高校生どころか小学生や幼稚園から模擬投票が行われている。
家庭でも両親が政治の話題を出すのは日常茶飯事でもある。
シティズンシップ教育と言われる、自分だったらこういう視点で考えていったらいいんじゃないのかなということをトレーニングしておくことが、実際に有権者になったときに大事になるなと思っているのは、筆者だけではない。
そして本書では日本でも行われている先駆例が示される。
おざなりの子ども議会だけではなく、学校建設に伴う基本設計への意見反映(旭川小中)、中学校生徒会サミット(岐阜県中津川)、高校生代表者会議(沖縄)、子ども議会(北海道壮瞥町、むつ、秋田県仙北、鎌倉、葉山、群馬県藤岡、石川県野々市、愛知県知立、佐賀県江北町、屋久島町など)では、
大型児童センターの愛称(石狩市)
通学路の防犯灯設置(埼玉県吉川市)
街頭数増加、子どもバス料金軽減、学校設備の改修(北海道士別市)
子どもの権利条例の制定(北海道東広島市)
子どもの目線による公園づくり、遊び場の確保(近江八幡市)
山形県子ども館の運営(山形県)
児童センターの設計段階での意見徴収(長野県松本市)
学校のトイレ改修(宮崎市)
震災被災校舎の新校舎設計(岩手県岩泉町)
も審議されている。
中高生から選出される少年議員を中心とした町づくり(山形県遊佐町)では、毎年度45~50万円の予算付けがなされ、音楽イベント「遊佐ROCK」開催、商店街の空き店舗を活用した喫茶店開店、B級グルメづくり、通学路への防犯灯・カーブミラー設置、町のデザインポスター作製などが行われている。
大阪では、地域委員会形式で、地域のことは地域住民が決めることすら池田市から広がらないのに、若年者が施策に関与するなど、地方議会では想像すらしまい。
有権者に議会報告を行う議会も熊取町を真似て箕面市が取り組み始めたが、学校へ行って、質問に晒されて、赤っ恥をかかないで済む議員らはどれほどいようか?
議会毎の市・府政報告すらほとんどせず、ブログすら持たない冠婚葬祭周りだけに精を出す政治家ばかりの地域で、どうやって行政を立て直すかに苦心している身としては、議会改革どころか子どもへの働きかけなど遠い夢のようにも思う。
しかし、先例があれば行政は動きやすい。
このような先発事例をテコとして、民主主義の構築に手をかけ続けたいと勇気をもらった。