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「死の医学」への日記 (新潮文庫) 文庫 – 1999/3/30

4.2 5つ星のうち4.2 17個の評価

末期に臨んで、人は自らの人生を完成させるべく、どのような死を創るべきなのか? また、死にゆく人を医療はどう支援すべきなのか? 終末期医療のあり方が問われる現在、現代医療は根源的な転換を迫られている。緩和ケア、インフォームド・コンセント、在宅ホスピス、尊厳死……。医療者と患者・家族が直面した身近な「生と死の物語」から、「死の医学」を探り当てた感動的なドキュメント。

商品の説明

商品説明

「死の医学」という言葉は、医学用語ではないのだそうだ。それは、自らもがんに倒れた精神科医、西川喜作氏と著者との交流の中から生まれてきた言葉であるという。

欧米に見られる「死学(サナトロジー)」に興味を抱いた西川医師は、それを参考に、より身近で実践的な臨床医学を構築したいと考えた。それが「患者が精神生活において最後まで生を全うできるように支援する」ための臨床医学、「死の医学」である。本書は、そうした西川医師の志しを受け継いだ著者が、末期がん患者への医療のあり方とその実際を、現場の医師や患者への取材を通じてまとめあげたものである。

とくに、がんと対峙しながらも前向きに人生を生ききった人々の姿は大きく胸を打つ。最後の写真集を完成させるために、治療の中断を選択した写真家。在宅ケアを選ぶことで、最後まで「主婦」の仕事を全うして逝った女性。本書に登場する彼らを通じて見えてくるものは、日本の現状は、著者の言うように「自分の死を創る時代」であるということだ。

なお、がん治療の現場への取材は、1970年代に発表された『ガン回廊の朝(あした)』以来の著者のライフワークでもある。西川医師との交流と、その闘病の記録は、本書の前編ともいえる『「死の医学」への序章』に詳しい。あわせて読まれるとよい。(中島正敏)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1999/3/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/3/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 471ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101249156
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101249155
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 17個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年9月23日に日本でレビュー済み
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皆さんの評価を読んで見ると患者の立場に立った評価は1つもありません。わたしも進行性の末期ガンで抗がん剤治療を受けています。ぜひガン患者には読んでもらいたい本です。涙が止まりません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者に関心があって購入しました。『死の医学への序章』に深く感銘を受けていましたので、本書も購入しましたが、『序章』の方が断然優れています。
2019年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
考えさせる内容だが、気持ちが重くなるのは、読み手の方に問題があるのかも。
2013年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に登場する女性は、私も知っている方です。
本になっていると知らされて、この本を読みました。
皆さんも、この本を読んでください。
2004年12月31日に日本でレビュー済み
サナトロジー(死学)の入門編として、実際の臨床を交えたノンフィクション作品がこれだ。柳田氏の、淡々としていながら核心をつく判り易い文体も大きな魅力のひとつだが、本質は昨今の医療界で患者の生活の質をあらわす「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」という言葉が、本来は患者の立場で論ずべきである事を再認識させられる点にある。現在でも、医者の立場からみた患者のQOLが語られるのが常であるが、医療従事者には早くこの間違いに気付いて欲しいと願う。海外の書ではこの分野のパイオニアであるエリザベス・キューブラー・ロス博士が有名であるが、日本における臨床的なサナトロジーの考察では柳田氏の書物が群を抜いている。本書の初版は古いが、現代に置き換えても全く違和感を感じないのは医療の質の変革がないためだとしたら、あまりにも悲しい。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年3月11日に日本でレビュー済み
1999年刊。より良い死を迎えるために医療に何ができるか、主体的に人生を締めくくるために患者には何ができるか、豊富な事例ともに考察。
ガンの転移を知った後、娘の結婚式に出ることと本を書くことを目標に人生を締めくくったNHKの記者。死が避けられない状況で若い頃に読んだ『夜と霧』を再読して心の支えとした医師。「お父さんや子どもたちに言い残すことがあれば、今のうちに言っておきなさい」娘が旅立つ日が近いことを察して問題をそらさずに核心に迫る問いかけをした母親。いたずらな延命ではなくQOLの向上を優先させるという価値観の転換に挑戦した医師が登場します。誰にでも平等に訪れる死にどのように向き合うか、考えるきっかけを与えてくれる一冊です。
2003年9月4日に日本でレビュー済み
 これは私がレビューを書いた「死の医学への序章」と同じく、死の医学の必要性を説いている。この本の場合は自らの体験も含めた実践例を挙げて論述しているものだが、実践例を交えているので、より説得力がある。
 この本を読んでいると、上手い死の方法とその医療の意味の答えが見つかると思う。是非とも、「死の医学への序章」と併せて死の医学の必要性を考えてもらいたいと思う。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年5月30日に日本でレビュー済み
 
星が4つなのは、答えがあるものではないからです。

 レビューを書かれている方で、いまどき「がんを告知するかどうか」という意見の方もおられます。
その方はその方で、色々な経験をなさっているのでしょう。

 わたくしは、今も昔も 死と生 痛みと愛 苦しみと楽しみ は、世界共通ではなかろうかと感じております。
どんな治療がその人にとってよいか。その人やその家族が心にどう感じるか。答えがあるものではない。
・・・とも思っております。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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