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「死の医学」への日記 (新潮文庫) 文庫 – 1999/3/30
- ISBN-104101249156
- ISBN-13978-4101249155
- 出版社新潮社
- 発売日1999/3/30
- 言語日本語
- 本の長さ471ページ
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商品の説明
商品説明
欧米に見られる「死学(サナトロジー)」に興味を抱いた西川医師は、それを参考に、より身近で実践的な臨床医学を構築したいと考えた。それが「患者が精神生活において最後まで生を全うできるように支援する」ための臨床医学、「死の医学」である。本書は、そうした西川医師の志しを受け継いだ著者が、末期がん患者への医療のあり方とその実際を、現場の医師や患者への取材を通じてまとめあげたものである。
とくに、がんと対峙しながらも前向きに人生を生ききった人々の姿は大きく胸を打つ。最後の写真集を完成させるために、治療の中断を選択した写真家。在宅ケアを選ぶことで、最後まで「主婦」の仕事を全うして逝った女性。本書に登場する彼らを通じて見えてくるものは、日本の現状は、著者の言うように「自分の死を創る時代」であるということだ。
なお、がん治療の現場への取材は、1970年代に発表された『ガン回廊の朝(あした)』以来の著者のライフワークでもある。西川医師との交流と、その闘病の記録は、本書の前編ともいえる『「死の医学」への序章』に詳しい。あわせて読まれるとよい。(中島正敏)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1999/3/30)
- 発売日 : 1999/3/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 471ページ
- ISBN-10 : 4101249156
- ISBN-13 : 978-4101249155
- Amazon 売れ筋ランキング: - 325,187位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 446位医学
- - 5,752位新潮文庫
- - 16,189位医学・薬学・看護学・歯科学
- カスタマーレビュー:
著者について
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て作家活動に入る。72年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年『ガン回廊の朝』で第1回 講談社ノンフィクション賞、95年『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞、97年『脳治療革命の朝』で文藝春秋読者賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 新・がん50人の勇気 (ISBN-13: 978-4163709802 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本になっていると知らされて、この本を読みました。
皆さんも、この本を読んでください。
ガンの転移を知った後、娘の結婚式に出ることと本を書くことを目標に人生を締めくくったNHKの記者。死が避けられない状況で若い頃に読んだ『夜と霧』を再読して心の支えとした医師。「お父さんや子どもたちに言い残すことがあれば、今のうちに言っておきなさい」娘が旅立つ日が近いことを察して問題をそらさずに核心に迫る問いかけをした母親。いたずらな延命ではなくQOLの向上を優先させるという価値観の転換に挑戦した医師が登場します。誰にでも平等に訪れる死にどのように向き合うか、考えるきっかけを与えてくれる一冊です。
この本を読んでいると、上手い死の方法とその医療の意味の答えが見つかると思う。是非とも、「死の医学への序章」と併せて死の医学の必要性を考えてもらいたいと思う。
星が4つなのは、答えがあるものではないからです。
レビューを書かれている方で、いまどき「がんを告知するかどうか」という意見の方もおられます。
その方はその方で、色々な経験をなさっているのでしょう。
わたくしは、今も昔も 死と生 痛みと愛 苦しみと楽しみ は、世界共通ではなかろうかと感じております。
どんな治療がその人にとってよいか。その人やその家族が心にどう感じるか。答えがあるものではない。
・・・とも思っております。