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インドネシア: 多民族国家という宿命 (中公新書 1876) 新書 – 2006/12/20

3.8 5つ星のうち3.8 32個の評価

インドネシアでは、三〇〇の民族集団から構成される二億の国民が、四〇〇の母語を使用して生活している。一見平和な風景からは、穏健で寛容な秩序が保たれているように見えるが、多様な混沌を統御するために暴力と暴力がぶつかり合ってきたという厳しい現実もある。本書は、第二次大戦後の独立時に起因する問題が、六人の大統領の時代を経過しながら、どう変質して今に至っているかを、丁寧にリポートするものである。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2006/12/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/12/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 273ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121018761
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121018762
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 32個の評価

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水本 達也
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インドネシア旅行に向けて、インドネシアのことを勉強してみようと軽く手に取った者としては話が詳しすぎました。
インドネシアが抱えるイスラム過激派、政治汚職、などの問題などを歴史的な背景から詳しく解説されていて、その手の話まで詳しく知りたいという人にはとても良い本だと思います。
私のように単にインドネシアの国民性やインドネシアの歴史の外観をさらりと知りたい、という人には向かない本ですね。
インドネシア在住で既に色々な知識がある方や、インドネシアに関して研究したいという人には素晴らしい本だと思いますが、観光客程度の私には不要な内容でした。詳しすぎるからといって本の内容自体が陳腐であるわけではないので、とりあえず4点を付けておきました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者は新聞記者としての5年間の特派員期間を中心に、インドネシアの政治面を中心に解説しているが、その5年間はインドネシアが転変した重大な期間に一致している。

章立ては、

第1章 老ジハーディストの独白

第2章 民主化の果実と代償

第3章 30年間の独立戦争(多民族国家の苦悩)

第4章 外交舞台への返り咲き

終章  脱スハルト時代のゆくへ

となっているが、それぞれ、

第一章 インドネシアにおけるイスラム

第二章 民主化

第三章 アチェ

第四章 国際社会との関係

第五章 将来

を内容としており、正にインドネシアを語る上で避けることの出来ない要点をしっかり押さえている。私自身は、実は民間企業の駐在員だが、ともすれば経済面に興味が偏り、政治については疎くなりがちなところ、本書は平易に、ここ数年の動きとそのバックグラウンドを知るに必要な最低限の歴史背景を解説しており、大変有意義でした。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「インドネシア 多民族国家という宿命」
通信社ジャカルタ支局に勤務した記者の、いわば外から観察した詳細なリポートとして
独立前後から今日に至るまで詳しく記述されている。
 この本と、商社マンとしてジャカルタ支店に勤務した著者のビジネス上から体制側と
かかわりの深いレポート 「インドネシアは、いま」ダイヤモンド社、著者藤本芳男 とを
比較して読むと一層理解が深まると思います。  
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 インドネシアの友人が出来、インドネシアという国家に興味を持ったのでこの本を手にしました。
読んだ感想からを言わせていただきますと、個人的ではありますが感銘を受けました。著者は時事通信社の記者です。ですので、政治の裏側とも言うべきところまでしっかり書かれていて、とても興味を惹かれました。
基本的な内容としては、'@インドネシア政治の変容を5人の大統領を軸に描き、'A現在問題視されている国内テロについて言及し、'Bその現在の問題を政治の変容とともに、多民族国家という構成の危うさと今後に言及しています。
個人的な話ですが、国際政治を勉強させていただいてます。その観点からもとても興味が湧く内容であったと考えます。ただ、バリ島が好き、インドネシア文化が好きといった方は読まれてもあまり面白くないことを付け加えさせていただきます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月18日に日本でレビュー済み
 近年、経済分野でのインドネシアに注目が集まっている。地下資源の石油、天然ガスの採掘が進んでいるからだろうか。親日国としてのインドネシアに日本の経済界も注目するが、近いようで遠いのがインドネシアである。インドネシアの歴史も風俗も、その実、親しみは抱いていても詳細には知らないのではないだろうか。
 本書は通信社の特派員としてインドネシアに滞在し、現代のインドネシアを評した内容になっている。観光案内のバリ島は隅々まで知っていても、インドネシアという国家の成り立ちについては一般的ではない。バリ島のディスコでイスラム過激派のテロリスト自爆事件が起きても、なぜ、観光地で悲惨な事件があるのか背景はわからない。なぜ、東ティモールで独立運動が起き、インドネシア国軍と対立するのか。大地震、大津波に襲われたアチェ州でなぜ、救出活動が遅れるのか。なぜ、多国籍軍の救援部隊が現地入りするのを拒むのか。北朝鮮に拉致された曽我ひとみさんとジェンキンスさん一家が、なぜ、ジャカルタで会うのか。
 一過性のニュースとしてやり過ごしてきた背景を解く答えがこの一冊に収められている。
 内向きの現代日本といわれるが、興味のあることは深く掘り下げても、広く眺めてみるということはしない。新書ながら、本書は近代インドネシアの歴史、文化、風俗、宗教がコンパクトに収められている。
 経済分野でインドネシアにアプローチしようと考えている企業、企業人は一読しておくべき内容と思える。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月29日に日本でレビュー済み
主にスハルト末期以降の政治状況を見ながらインドネシアの抱える問題を見ていく。インドネシアはサブタイトルにある通りまさに多民族国家としての宿命を背負っている。国家としては経済的な発展を遂げる一方で国家形成からの問題である独立派の民族やイスラム勢力との軋轢はいまだ完全な解決を見ない。これはインドネシアが独立の際、強引な手法で中央集権国家を形成したことに原因がある。しかし近年東ティモールやアチェとは和平へ大きく前進を見た。インドネシアがこれからも国内問題から目をそらさず真摯に向き合っていくならば、今後もますますアジアの大国として重要な地位を占めることになるだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
  この15年間でインドネシアは大きく変わった。2004年から大統領直接選挙が開始され、驚くべき経済発展、汚職との決別、中間層の拡大など、ユドヨノ政権でインドネシアは目覚ましい発展をとげた。クーデターで政権が変わるタイより、インドネシアのほうがはるかに民主化している。また親日国でもあり、インドネシアは日本にとってますます大切な国になっている。
  本書は2006年に刊行されており、改訂もなされていないことから、残念ながら上記のようなインドネシア社会の変化は本書に反映していない。また、著者が通信社の記者であることから、政治的側面が中心で、経済や社会の話は充分にカバーされていない。
  大きな変化のただ中にいるインドネシア。現在のインドネシアを知りたいという読者は、『インドネシア イスラーム大国の変貌』(新潮選書)など、最近出版された本を読んだほうがいいと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月2日に日本でレビュー済み
1万7千のうち6千の島に人が住み300の民族400の言語からなる国がどう統治されているのか、日本人には理解し難い多民族国家の現実をよく解きほぐしている名著と思います。こういう本を読みつつ現地に行くといろいろな現実が見えて来る気がします。ジャカルタから180k離れたバンドンは敬虔なイスラム教徒の多いスンダ人の都、パプアは知りませんが、アチェやチモールが独立を求めるのはジャワ人達より文化の程度が高いこともその理由かな、と思ったり、単一宗教国家を目指すイスラム原理主義の台頭が今後どうなっていくか、この最大のイスラム国家から目が離せなくなりました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート