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新書726牢人たちの戦国時代 (平凡社新書 726) 新書 – 2014/3/14
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- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2014/3/14
- 寸法10.7 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-104582857264
- ISBN-13978-4582857269
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2014/3/14)
- 発売日 : 2014/3/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 239ページ
- ISBN-10 : 4582857264
- ISBN-13 : 978-4582857269
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 842,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
昭和42年(1967)10月3日神奈川県横浜市生。千葉県市川市在住。1990年3月、関西学院大文学部史学科日本史学専攻卒業。2008年3月、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。歴史学者。中近世を中心にして、日本史全般を研究しています。
原稿執筆(書籍・雑誌など)、監修、講演の依頼を大歓迎しております(連絡先はホームページで)。
HP:https://historyandculture.jimdofree.com/
☆単著
『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』PHP文庫(2023)
『嘉吉の乱 室町幕府を変えた将軍暗殺』ちくま新書(2022)
『誤解だらけの徳川家康』幻冬舎新書(2022)
『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』柏書房(2022)
『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』星海社新書(2021)
『関ケ原合戦全史 1582-1615』草思社(2021)
『戦国大名の戦さ事情』柏書房(2020)
『ここまでわかった!! 本当の信長 知れば知るほどおもしろい50の謎』知恵の森文庫(2020)
『清須会議 秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』 朝日新書(2020)
『本能寺の変に謎はあるのか? 史料から読み解く、光秀・謀反の真相』晶文社(2019)
『関ヶ原合戦は「作り話」だったのか―一次史料が語る天下分け目の真実―』PHP新書(2019)
『明智光秀と本能寺の変』ちくま新書(2019)
『光秀と信長 本能寺の変に黒幕はいたのか』草思社文庫(2019)
『地域から見た戦国150年 7 山陰・山陽の戦国史』ミネルヴァ書房(2019)
『奪われた「三種の神器」 皇位継承の中世史』草思社文庫(2019)
『宇喜多秀家と豊臣政権 秀吉に翻弄された流転の人生』洋泉社・歴史新書y(2018) *品切れ・絶版。
『戦国時代の表と裏』東京堂出版(2018)
『性と愛の戦国史』光文社・知恵の森文庫(2018)
『常識がくつがえる! 戦国武将の「闇」100のミステリー』PHP研究所(2017)
『流罪の日本史』ちくま新書(2017)
『井伊直虎と戦国の女傑たち』 光文社・知恵の森文庫(2016)
『おんな領主 直虎』KADOKAWA・中経の文庫(2016)
『進化する戦国史』洋泉社(2016) *品切れ・絶版。
『幕末・維新に学ぶ 英傑はいかに困難を乗り越えたか』歴史と文化の研究所(2016)
『真田幸村のすべて 大坂城決戦! 真田丸への道』毎日新聞出版(2015)
『真田幸村と真田丸の真実 家康が恐れた名将』光文社新書(2015) *品切れ・絶版。
『【猛】列伝 真田幸村と大坂の陣』KKロングセラーズ・ロング新書(2015) *品切れ・絶版。
『宮本武蔵 謎多き生涯を解く』平凡社新書(2015)
『真田幸村と真田丸 大坂の陣の虚像と実像』河出ブックス(2015) *品切れ・絶版。
『戦国史が面白くなる「戦国武将」の秘密』洋泉社・歴史新書(2015) *品切れ・絶版。
『こんなに面白いとは思わなかった! 関ヶ原の戦い』光文社・知恵の森文庫(2015) *品切れ・絶版。
『戦国・織豊期 赤松氏の権力構造』岩田書院(2014)
『謎とき東北の関ヶ原 上杉景勝と伊達政宗』光文社新書・光文社(2014)*品切れ・絶版。
『牢人たちの戦国時代』平凡社新書(2014)
『人身売買・奴隷・拉致の日本史』柏書房(2014)
『黒田官兵衛 作られた軍師像』講談社現代新書(2013) *品切れ・絶版。
『黒田官兵衛・長政の野望 ―もう一つの関ヶ原―』角川選書(2013)
『誰も書かなかった 黒田官兵衛の謎』中経の文庫(2013) *品切れ・絶版。
『秀吉の出自と出世伝説』洋泉社・歴史新書y(2013) *品切れ・絶版。
『信長政権―本能寺の変にその正体を見る―』河出ブックス(2013)
『戦国の貧乏天皇』柏書房(2012)
『赤松氏五代』ミネルヴァ書房(2012)
『大坂落城 戦国終焉の舞台』角川学芸出版(2012)
『備前浦上氏』戎光祥出版(2012)*品切れ・絶版。
『逃げる公家、媚びる公家―戦国時代の貧しい貴族たち―』柏書房(2011)
『戦国期浦上氏・宇喜多氏と地域権力』岩田書院(2011)
『戦国の交渉人―外交僧安国寺恵瓊の知られざる生涯―』洋泉社・歴史新書y(2011) *品切れ・絶版。
『中世後期の赤松氏―政治・史料・文化の視点から―』日本史史料研究会(2011)
『戦国誕生―中世日本が終焉するとき―』講談社現代新書(2011)
『宇喜多直家・秀家』ミネルヴァ書房(2011)
『戦国期赤松氏の研究』岩田書院(2010)
『戦国大名の婚姻戦略』角川SSC新書(2010) *品切れ・絶版。
『中世後期山名氏の研究』日本史史料研究会(2009)
『奪われた「三種の神器」―皇位継承の中世史―』講談社現代新書(2009) *品切れ・絶版(草思社文庫として再刊)。
『「アラサー」が変えた幕末―時代を動かした若き志士たち―』マイコミ新書(2009) *品切れ・絶版。
『戦国武将はイケメンがお好き?』ベスト新書(2009) *品切れ・絶版。
編著・監修
『徳川家康合戦録 戦下手か戦巧者か』星海社新書(2022)
『江戸幕府の誕生 関ヶ原合戦後の国家戦略』文学通信(2022)
『カラー版 徳川家康の生涯と全合戦の謎99』イースト新書Q(2022)
『諍いだらけの室町時代』柏書房(2022)
『南北朝の動乱 主要合戦全録』星海社新書(2022)
『秀吉襲来』東京堂出版(2021)
『関ヶ原合戦人名事典』東京堂出版(2021)
『戦乱と政変の室町時代』柏書房(2021)
『考証 明智光秀』東京堂出版(2020)
『虚像の織田信長 覆された九つの定説』柏書房(2020)
『戦国・織豊期の政治と経済』歴史と文化の研究所(2019)
『戦国古文書入門』東京堂出版(2019)
『織田権力の構造と展開』歴史と文化の研究所(2017)
『信長研究の最前線2 まだまだ未解明な「革新者の実像」』洋泉社・歴史新書y(2017) *品切れ・絶版。
『地理と地形で読み解く 戦国の城攻め』 光文社・知恵の森文庫(2017)
『論集 赤松氏・宇喜多氏の研究』歴史と文化の研究所(2017)
『井伊一族のすべて』洋泉社・歴史新書(2017) *品切れ・絶版。
『戦国史の俗説を覆す』柏書房(2016)
『なぜ、地理と地形がわかると戦国時代がこんなに面白くなるのか』洋泉社・歴史新書(2016) *品切れ・絶版。
『信長軍の合戦史 1560-1582』吉川弘文館(2016)
『秀吉研究の最前線 ここまでわかった「天下人」の実像』洋泉社・歴史新書y(2015) *品切れ・絶版。
『家康伝説の嘘』柏書房(2015)
『真実の戦国時代』柏書房(2015)
『信長研究の最前線 ここまでわかった「革新者」の実像』洋泉社・歴史新書y(2014) *品切れ・絶版。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本もきれいでした。
これからじっくり読みます。
構成・内容は、(1)「牢人の誕生」として、初期牢人から赤松氏と再興の経緯、15世紀前半頃の牢人一揆の考察、(2)「戦国争乱期における牢人」では、尼子氏と山中鹿介幸盛の興亡、大久保長安、山本勘助、島清興(左近)らの史実検証、戦国大名らの牢人の処遇など、(3)「関ヶ原合戦と牢人」では、大量に発生した牢人らの動向、宇喜多秀家の盛衰、後藤又兵衛、立花宗茂、長宗我部盛親らの牢人生活と再興ほか、(4)「大坂の陣と牢人」として、真田信繁、長宗我部盛親、毛利勝永、宮本武蔵、明石掃部ほか、江戸期の牢人の動向など、以上の4章からなる。
個人的には、著名武将や大名とは異なり「牢人」(特に「牢人」後)に関する史資料が乏しいと推察される中で、積極的な史資料の参照・検証は興味深いと思う。『甲陽軍艦』や『常山紀談』(84〜85、96〜98頁)などの史料的評価は別論として、1つのトピックに複数の史資料に依り異説・諸説の検証を交えて合理的な解釈・推論を志向するなど、緻密な考察も窺えて好感が持てる方法だと思う。圧巻はやはり、八丈島へ配流となった宇喜多秀家、尼子氏再興と歴史(織田信長の戦略など)に翻弄された山中鹿介幸盛の後半生の詳細な検証である。コンセプトが「牢人」という日陰の歴史とも言えるマニアックな傾向は否めないが、歴史イベントとして“応仁・文明の乱”、“関ヶ原合戦”、“天草の乱”、“文禄・慶長の役”、“大坂の陣”などを扱っているので、歴史愛好家でなくても取り付きやすいだろうし、加えて史資料の引用は口語訳なので、歴史に不馴れな読者でも支障はないと思う。