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科学・技術と現代社会 上 単行本 – 2014/10/11

4.6 5つ星のうち4.6 5個の評価

1995年、それまで宇宙物理学を専門としてきた著者は、
阪神・淡路大震災、オウム真理教事件、高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏出事故の発生をみるにおよんで、
科学・技術・社会論に自分の足場を移した。科学と技術がいかにして科学・技術という一セットになったのか、
それらは社会とどう影響を互いに及ぼしあっているのか、そこからどのような問題が新たに生じているか。
専門家としての科学者は社会に開かれていなければならない。
以後の著者の歩みは、科学者の社会的責任とつねに一対をなしていた。

本書は2007-2012年、総合研究大学院大学で足かけ6年にわたって行われた講義録をもとに
再構成したもので、文字通り著者のライフワークを記す。
全2巻・800頁近いこの大著には、著者が見・考え・実践してきたすべてが映し出されている。

(上)は、圧倒的な筆力で書き下ろされた80数ページにわたる序章「原発事故をめぐって」を筆頭に、
全8章と3つの課外講義。人類の祖先が二本足歩行を始めた600万年前からSTAP細胞問題まで、
圧巻の科学論である。
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商品の説明

出版社からのコメント


著者について

池内了
いけうち・さとる
1944年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在 総合研究大学院大学教授。宇宙物理学専攻。
著書『お父さんが話してくれた宇宙の歴史1-4』(岩波書店)『わが家の新築奮闘記』(晶文社)『科学は今どうなっているの?』(晶文社)『ヤバンな科学』(晶文社)『私のエネルギー論』(文春新書)『天文学者の虫眼鏡』(文春新書)『物理学と神』(集英社新書)『科学を読む愉しみ』(洋泉社新書)『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)『これだけは読んでおきたい科学の10冊』(岩波ジュニア新書)『寺田寅彦と現代』(みすず書房)『転回期の科学を読む辞典』(みすず書房)ほか多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房 (2014/10/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/10/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622078341
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622078340
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 5個の評価

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池内 了
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年6月11日に日本でレビュー済み
Facebookの書評で読むことを決めた。読売新聞の書評よりもFBでの個人の書評のほうが役立つ。昔なら、お昼の社員食堂での情報だったことを思えば、当然だろうか。
大部である。感心なのはAmazonのページに目次が詳細に載せられていること。但し、上と下と別々なので、ここでは、まとめて載せておく。
はじめに
序 章 原発事故をめぐって
1 何が「想定外」であったのか?
一・一 地震の規模/一・二 津波/一・三 原発事故
2 原発の長所と反論
3 原発の問題点
3.1 原子炉破壊問題/3.2 放射線被曝問題/3.3 放射性廃棄物/3.4 廃炉問題
4 原発に関連するその他の問題
4.1 核燃料サイクル問題/4.2 プルトニウム問題/4.3 原発の単能性問題/4.4 原発立地の金権支配
5 付随して明らかになったこと
5.1 原発の反倫理性/5.2 微量放射線被曝問題/5.3 電力会社の地域独占体制/5.4 よく言われたこと
6 原発の事故確率
7 ストレステスト
8 原子力ムラ
9 日本の電力エネルギー事情
10 脱原発のコストと施策
10.1 脱原発のコスト・ベネフィット解析/10.2 脱原発のコスト/10.3 原発を止めて節約できるベネフィット
11 電力の地域独占
12 ドイツの挑戦と困難
13 日本の私たち
14 科学への信頼
第 I 部 科学・技術の現代
第一章 科学・技術・社会の強い結びつき
1 科学から技術へ
2 技術から科学へ
3 科学から社会へ
4 社会から科学へ
5 技術から社会へ
6 社会から技術へ
7 まとめ
第二章 科学と技術の異質性と同質性
1 「科学」の定義
2 「技術」の定義
3 科学と技術の対比──異質性
4 科学と技術の二人三脚──同質性
5 科学と技術が未分化の分野
第三章 科学の社会的意味
1 科学研究の要件
2 科学コミュニティ(科学者共同体)の要件
3 科学者の規範
4 「科学者」という存在
5 アカデミック科学としての大学
6 ポストアカデミック科学──大学の変貌
7 科学者への眼差し
8 専門職としての科学者
第四章 科学・技術・社会に関わる諸事件
1 過去二〇年近くの諸事件
2 代表的事件へのコメント
2.1阪神・淡路大震災/2.2カルト集団オウム真理教事件/2.3 高速増殖炉「もんじゅ」の事故/2.4薬害エイズ/2.5 JR西日本の鉄道事故/2.6 宇宙交通事故/2.7 四大公害事件──高度成長期の国家の要請/2.7.1 熊本水俣病/2.7.2 新潟水俣病/2.7.3 イタイイタイ病/2.7.4 四日市喘息
課外講義 I 科学の二面性と複雑系の科学
1 科学の二面性
1.1 効用vs弊害/1.2 文化vs経済/1.3 軍事利用vs民生利用/1.4 単純系vs複雑系
第 II 部 科学の歴史と社会的変容
第五章 科学と技術の歴史
1 人類の英知の発展──三分の一の法則
2 技術の発展──四〇分の一の法則
3 文化の萌芽と蓄積──文明の発足と変遷
4 自然哲学としての古代ギリシャ科学
5 中世から科学革命前夜まで
6 産業革命の経緯
7 産業革命の現代への影響
7.1 地下資源に依存した大量生産・大量消費・大量廃棄の経済構造/7.2環境汚染──公害問題から地球環境問題へ/7.3 労働者雇用問題/7.4都市と地方の格差・対立/7.5 資本主義の確立と拡大
8 一九世紀における科学の確立と技術への接近
9 サイエンティストの登場と大学
10 日本のシステムの特異性
(付録)ロジスティック曲線
第六章 二〇世紀の科学と技術
1 二〇世紀科学の新展開
2 物理学の世紀
3 生物学の発展
4 二〇世紀の前半部と後半部
5 一九七〇年代に起こったこと
6 自動車産業に見る二〇世紀の技術発展
7 二〇世紀後半部の科学と技術
8 二〇世紀科学・技術と社会の問題点
課外講義 II 科学は終焉するのか
1 要素還元主義の限界
2 科学の終焉?
3 純粋科学はどこに?
4 複雑系の特徴
5 「理論」のレベル
第七章 科学の変容
1 四つの変容
2 科学の軍事化
2.1 科学者個人の軍事協力/2.2 第一次世界大戦における科学者の動員/2.3第二次世界大戦における戦事プロジェクトへの科学者の動員/2.4 ベトナム戦争など
3 科学の軍事化の陰と陽
三・一 軍事研究の科学者にとっての魅力/三・二 軍事研究の非効率性と非人間性
4 日本における科学の軍事化
5 爆弾の「進化」
6 科学の制度化(体制化
7 日本の特異性と制度化の問題点
8 科学の商業化
9 特許の功罪
九・一 特許の功/九・二 特許の罪
10 知財と大学
第八章 科学の技術化の問題点
1 「技術的合理性」とは何だろうか?
2 製品の寿命と変更可能性
3 科学の技術化路線から落ちこぼれている物
4 得たものと失ったもの
4.1得たもの──プラスの側面/4.2失ったもの──マイナスの側面/4.3客観的に見て異様な光景
5 現代のパラドックス(得失の逆転)
6 技術の特質
(付録)共有地の悲劇
課外講義 III ノーベル賞の現実
1 ノーベル賞の受賞国の推移
2 近年の特徴
3 ノーベル賞受賞数の人口比
4 ノーベル賞の教訓
第 III 部 科学と科学者倫理
第九章 科学者の倫理と社会的責任
1 科学の二面性に対して
2 科学者の行動規範
3 科学者の心情の特質
4 科学者の三つの責
5 科学者の倫理責任
5.1倫理違反/5.2倫理違反の古典例/5.3最近の国際的な事例/5.4最近の日本の事例
6 社会への説明責任
6.1研究予算への説明責任/6.2 説明責任としての大学評価/6.3その他の説明責任
7 科学者の社会的責任
七・一 歴史/七・二 JASONとUCS・UAS/七・三 社会的責任を果たす
第十章 安全性の考え方
1 「安全」と「安心」
2 リスク評価と安全性の証明
3 リスク評価の「進化」
4 安全性の証明法
5 事故の背景
6 ハインリッヒの法則
7 チャレンジャー事故の教訓
8 レギュラトリー・サイエンス
課外講義 IV トランス・サイエンス問題
1 どんな問題があるか
1.1反倫理性を内蔵する科学・技術の問題/1.2不確実な科学知の問題/1.3技術の「妥協」の問題/1.4確率・統計現象に関わる問題/1.5「共有地の悲劇」が予想される問題/1.6コスト・パフォーマンス論に関わる問題/1.7レギュラトリー・サイエンスに関わる問題
2 持ち込むべき科学以外の論理
2.1通時性の思考の回復/2.2予防措置原則/2.3少数者・弱者・被科害者の立場の尊重
第 IV 部 科学・技術と現代社会を巡る諸問題
第十一章 エネルギー・資源問題
1 文明社会の盛衰
2 地下資源文明
3 エネルギー源の問題
2.1在来型エネルギー源/3.2非在来型エネルギー/3.3再生可能エネルギー/3.4エネルギー資源の枯渇がもたらすもの
4 鉱物資源問題
四・一 存在量と使用目的による分類/四・二 問題点
5 水資源問題
6 私たちの今後
第十二章 地球環境問題
1 地球温暖化
1.1地球温暖化の実態と原因/1.2地球温暖化のフィンガープリント/1.3複雑な関係/1.4異論
2 オゾン層の破壊
3 その他の問題
3.1酸性雨/3.2森林破壊/3.3水不足・砂漠化・塩類集積/3.4海水汚染/3.5その他の環境汚染
4 生態系の危機と持続可能性
5 環境問題に関わった国連の活動
5.1 1972年のストックホルム宣言/5.2 1992年のリオデジャネイロ宣言/5.3 1997年の京都議定書/5.4 2002年のヨハネスブルグ・サミット/5.5 2012年の国連持続可能な開発会議/5.6 環境に関わる国際的な条約
6 エコロジカル・フットプリント
第十三章 核エネルギー問題
1 原子核と原子
2 核分裂(原爆)と核融合(水爆)
二・一 原爆/二・二 水爆/二・三 原爆・水爆開発の歴史
3 核兵器
4 核実験・人体実験・核実験禁止条約
四・一 核実験/四・二 核開発と人体実験/四・三 核実験禁止条約
5 核戦争の危機
6 核兵器削減交渉と核抑止論の欺瞞
7 原発開発の歴史
7.1大型原発への道/7.2日本の原発開発史/7.3 日本における主な原子力事故/7.4日本の原子力政策の特異性
8 トリウム原子炉
9 核融合発電
第十四章 バイオテクノロジー問題
1 生命体の定義
2 分子生物学
3 遺伝子組み換え
3.1原理と歴史/3.2遺伝子組み換え作物/3.3ヒトの遺伝子操作/3.4 ES細胞とiPS細胞
4 医療問題
4.1 バイオエシックス/4.2中絶と生殖医療/4.3 安楽死・尊厳死/4.4脳死と臓器移植/4.5バイオエシックスからバイオポリティックスへ
課外講義 V 地下資源文明から地上資源文明へ
1 地下資源文明から
2 地上資源文明の時代へ
3 地下資源文明の技術体系
4 地上資源文明の技術体系
5 地上資源文明への可能性
第十五章 情報化社会問題
1 IT革命の歴史
2 IT技術の光(オープンサイエンス)
2.1マルチメディアにより生活空間が拡大している/2.2新しいタイプの学びの場が作られている/2.3情報の電子化による知識の集積と利用が容易になっている/2.4新しい等身大の科学の可能性が開けている/2.5新しいビジネスが展開しつつある/2.6電化製品などに使われ、省エネルギーに寄与する/2.7人工知能などの新しい技術の展開に応用できる
3 IT技術の影
3.1情報の集中化の危険性がある/3.2 デジタル化の弊害/3.3情報から離れられなくなる/3.4情報格差が生じる/3.5ハイテク汚染
4 監視社会の現出
4.1個人監視の必要性/4.2個人監視の負の側面/4.3 より拡大した個人の監視
5 IT社会の未来
5.1 デジタル環境の整備/5.2 監視社会にならないために/5.3情報選択の技術の習得/5.4情報記憶媒体の喪失を防ぐ
課外講義 VI 生物の統一理論はあるのか
1 生物を特徴づける
2 代謝率と体重との関係
3 体重の3/4乗則の登場
4 恒環境動物としての人類
5 体重の3/4乗則が持つ意味
6 x/4乗則が意味すること
おわりに
1 科学者の評価の視点を変える
2 最後の最後に
あとがき

御覧頂いたように、3.11の原発事故を枕に、科学と技術とを主としてこの100年程を中心に、社会との関わりを中心に論じる。政策研究大学院大学での講義録なので、本来の筋としては、日本国の科学技術政策の中に反映されているべき議論なのだが、余りそのように見えないのはどうしてなのだろう。
青色LEDのノーベル賞受賞に見られるように、科学と技術の境界はますます低くなっているように見えるが、著者は次のように比較している。(第8章6技術の特質)
(一)科学は単純系、技術は複雑系。
(二)科学者は無契約者、技術者は三重の契約者。
(三)科学は風土(環境)から独立しているが、技術は風土(環境)の影響が強いこと。
(四)科学は妥協せず、技術は現実との妥協が必要。
(五)科学は社会と独立、技術は壮大な社会的実験を行っていること。
細かいところでの異論はあるだろうが、大きくは当たってもいるし、考えないといけないところ、技術者=Engineerのポジションを倫理綱領を含めて、再考すべきところだろうし、日本の中での工学をもう一度見直す気になった。「等身大の科学」を著者が推進する理由には、一部の科学者の暴走と、それを止められない科学コミュニティの現状があると思う。そういえば、本書には、日本の原子力開発を進めるにあたって、「中曽根康弘が科学者の面を札束でひっぱたいて」実現したという記述があるが、3.11の事故に際して、中曽根康弘がどう感じていたかの報道を余り見ない。「脱原発」を唱えているとのブログ[・・・]もあるが、どうなのだろうか。池内さんは、もっぱら「原子力ムラ」の科学技術者を問題にしているのだが、社会の構成員としての科学技術者の責務がどう形成されるか、科学技術リテラシーとともに考えていかねばならない。高校の必修にしていい講義、少なくとも、自己を科学者、技術者と規定する人々は読まねばなるまい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年9月22日に日本でレビュー済み
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タイトルのとおり科学と技術と現代社会の関係について整理し、考察した本。

著者の主張は私には常識と思えたが、発言や行動から判断してそうでない方々(とくに、科学者・技術者)もたくさんいらっしゃる。
エネルギー、地球環境、バイオテクノロジーなど、我々一人一人の倫理や価値観が問われる状況にある今、若い人達にぜひ読んでいただきたい良書。

ぜひ、読んでください。
そして、、考え、行動してください。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年1月12日に日本でレビュー済み
 科学者でも技術者でもない私が、この本について専門的に批評することはとうてい無理ではある。そかし、高校で化学を教えてきた経験から言うと、この本は教育界に属している者こそ読むべき本であるように思う。これから社会で科学・技術に携わる可能性のある若い人は言うまでもなく、日常生活において科学技術が与える影響に無縁でいられる者などいない現代であれば、一般の人にとってもこの本の重要性は変わらないであろう。特に70ページを超える序章「原発事故をめぐって」について言えば、原発に対してすでに多くの人たちのさまざまな考えや主張がメディアを通して発信されているけれども、今後はどういう意見を述べようとも、まずこの章を読んでおくことがすべての人に必要になるのではないだろうか。この章には科学・技術が社会に与える影響とその問題点の本質が事実をもとにほぼ余すところなく述べられている。
 また、全体を通して科学と技術の関係、科学・技術の歴史など論旨や基本事項が論理的に整理されかつ網羅的に記述されていて、高度な内容も理解がしやすいものとなっている。そして何よりも著者の倫理観に裏打ちされているところがすばらしい。
 ただ、この本には図表やデータの表記したものがない。これは一般的に科学書では科学的な知見を述べる際には説得力を持たない。しかし、この本は人類がまだ経験をしていない未知の科学技術やそれが社会に与える影響を考察し、科学を哲学や思想、宗教などと切り離しては考えられないとする立場で論旨が展開されている。そのためこの本はむしろ読む者に思考力や想像力を喚起させる啓蒙的な書物である。
 個人的ことではあるが、私は大学で工学系学部で化学を専攻した。そのとき同じ研究室で同期のI君は東京電力に就職し、配属先は東海村であった。また、別の研究室で同じ下宿だったY君は福島県の浪江町出身であり、2012年の年賀状には「私のふるさとがなくなりました」とあった。直接被害を被ったわけではないが、石巻をはじめあの周辺の海岸線を訪れたことがある私にとっても、東日本大震災と原子力発電所事故は大きな衝撃だった。
 多くの公立図書館や大学図書館ではすでに蔵書としているであろうが、高校図書館にも所蔵してほしい本である。私自身自校の図書館で借り(選書は私なのだが)、その後購入した。
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2015年12月23日に日本でレビュー済み
著者は科学者(宇宙物理学専攻)で哲学者ではない。だがその知識量と奥深さは、さすがに大学教授である。哲学を感じる。
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