中央アジアという地域については、ほとんど知識がない。失礼な言い方かもしれないが、あまり知らなくとも生きていくことができるように思える。米国、欧州、中国、韓国などの国々と比べるとほとんど接点がないし、また報道されることもほとんどない。
そう言えばこの地域の地図が出てくると、真っ先に目立つのがカザフスタン共和国、という国である。それもそのはずで、インド、そんなに大きいとは知らなかったのだがアルゼンチンに次いで第9位の国土を有する国だそうである。日本に比べると、おおよそ7倍の面積があるそうだから、大きな国であることはまちがいない。だが人口は、2,000万人程度だというから、日本に比べると各段に人口密度は少ない。
さてこの地域に含められるのは、この本によればカザフスタンの他、ウズベキスタン、クルグズ、タジキスタン、トルクメニスタン、新疆ウィグル自治区、タタルスタン、バシュコルトスタンらしい。この中ではカザフスタンだけではなくて、ウズベキスタン、トルクメニスタン、新疆ウィグル自治区も日本より面積が広いのだから、まったく世界を知らないというのは恐ろしいことである。ただし、日本より人口の多い国はまったくない。
さてせっかくだから、この広大な中央アジアの食文化を調べてみよう。この地域の料理は、概ね遊牧系料理と農耕系料理に分けられるらしい。遊牧系では、馬や羊の肉、馬、羊、駱駝、牛の乳が食糧の中心になってきたらしい。肉と並んで乳は、加工食品も含めて重要な地位を占めてきたようだ。一方オアシス定住民は農耕系料理を食べるのだが、野菜はもちろんのこと、肉、特に羊肉は位置を占めているようだ。中央アジアでは、ナンが主食として欠かせないという。この他にも、穀類の粉を使った食材が発達しており、麺類も多く食べられるほか、饅頭を語源としたとされるマントゥもよく食べられているようだ。そしてピラフと呼ばれる米料理もあり、肉料理であるカバブも多く食べられているらしい。また紅茶と緑茶もよく飲まれており、イスラムの世界でありながら飲酒の習慣がが定着しているようだ。けれども伝統の酒はアルコール度数が低くて、現在ではウォッカが持てはやされているという。さて中央アジアの人々が客人を大いにもてなすことは有名なそうで、なかなかおもしろい世界であることはまちがいないようだ。
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中央アジアを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ26) (エリア・スタディーズ 26) 単行本 – 2010/2/22
宇山 智彦
(著, 編集)
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中央アジア5カ国を中心に、新疆ウイグル、アフガニスタン情勢をも視野に入れ政治・経済、文化、生活、歴史およびその現状を概説した好評の2003年初版に一部修正を加え、以後の変化を簡潔に追記して、2000年代の重要な変化を記述する。
- ISBN-104750331376
- ISBN-13978-4750331379
- 出版社明石書店
- 発売日2010/2/22
- 言語日本語
- 寸法12.9 x 1.7 x 19 cm
- 本の長さ328ページ
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登録情報
- 出版社 : 明石書店 (2010/2/22)
- 発売日 : 2010/2/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4750331376
- ISBN-13 : 978-4750331379
- 寸法 : 12.9 x 1.7 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 350,406位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2023年11月24日に日本でレビュー済み
2010年3月22日に日本でレビュー済み
アフガニスタンを含めないのはなぜだろう。
政治、文化、宗教、経済、歴史がわかった。
シルクロード、日本との関係など、今後の理解の手掛かりは得られた。
政治、文化、宗教、経済、歴史がわかった。
シルクロード、日本との関係など、今後の理解の手掛かりは得られた。
2017年5月26日に日本でレビュー済み
書名にあるように「中央アジアを知るための」本であり、「中央アジアの国々を」という切り口では無い。
ソ連崩壊後に独立したウズベキスタン、カザフスタン等々の「現存の中央アジア諸国」ごとに歴史や文化などを解説した内容では無く、あくまでも中央アジアというエリア全体を俯瞰的にとらえた書籍。よって、一般的な意味での「中央アジア諸国」にとどまらず、中国の新疆ウイグル自治区や、ロシアのタタルスタンやバシュコルトスタンなども素材となっている。それ故、「現存の中央アジア諸国」のそれぞれの国家ごとの整理された情報を得たい・・というニーズの読者には、やや読みづらいと感じられるかもしれないし、その点で評価が分かれる可能性はある。
尚、本書は2003年が初出で、この【第2版】はその後の状況変化を踏まえて初出版の一部を修正したり、追記を行なった2010年の「改訂版」である。
ただ、それから更に5年以上が経過した今となっては、既に古さを感じさせる記述(トルクメニスタンなど)も散見されるので、その点はご注意を。新興国はほんの1,2年で状況が激変してしまう事もあるので、紙媒体だけでフォローをしていくのは今時中々難しいのだろう。
ソ連崩壊後に独立したウズベキスタン、カザフスタン等々の「現存の中央アジア諸国」ごとに歴史や文化などを解説した内容では無く、あくまでも中央アジアというエリア全体を俯瞰的にとらえた書籍。よって、一般的な意味での「中央アジア諸国」にとどまらず、中国の新疆ウイグル自治区や、ロシアのタタルスタンやバシュコルトスタンなども素材となっている。それ故、「現存の中央アジア諸国」のそれぞれの国家ごとの整理された情報を得たい・・というニーズの読者には、やや読みづらいと感じられるかもしれないし、その点で評価が分かれる可能性はある。
尚、本書は2003年が初出で、この【第2版】はその後の状況変化を踏まえて初出版の一部を修正したり、追記を行なった2010年の「改訂版」である。
ただ、それから更に5年以上が経過した今となっては、既に古さを感じさせる記述(トルクメニスタンなど)も散見されるので、その点はご注意を。新興国はほんの1,2年で状況が激変してしまう事もあるので、紙媒体だけでフォローをしていくのは今時中々難しいのだろう。
2021年7月24日に日本でレビュー済み
中央アジアに関する基礎知識を得るのに最適.
類書として『オセアニアを知る事典』があるが,本書は短いコラムを60本集めたような形式で,読み易し.
また,アフ【ガ】ーンについても僅かながら記述あり.
▼ 安易なシルクロード・ブームと,それに荷担する一部の歴史学者(p.26)
中央アジアは専ら,シルクロードの通過する地域として意義を持ったという観念の打破(p.26)
なくなった,漢文資料に頼り過ぎる傾向(p.27)
シルクロード衰退後も,ロシア勃興によりむしろ活発化した交易(p.27-28)
ロシアという「外来者」による統一(p.33)
巧妙な配置換えを行ったティムール(p.36)
シェジレ(p.39)
WW2の出来事まで織り込まれた叙事詩(p.39,116-119)
ノガイ大系(p.41)
1820年代になっても清朝への使者派遣を続けたカザン・ハン(p.49)
中国ムスリム大叛乱(p.51)
ヤークーブ・ベグ(p.52-54)
タタール・ブルジョワジーの特徴(p.60)
ジャディード運動(p.61)
アンディジャン蜂起(p.62-63)
徴兵パニック(p.65-66)
アラシュ党(p.66)
バスマチ(p.70-71)
ホジャエフ(p.71-73)
東トルキスタン共和国(p.74-77)
革命前からいた知識人などの影響力排除の目的もあったコレニザーツィヤ政策(p.79-80)
猛烈な飢餓と疫病(p.79)
歪曲の「民族起源学」(p.80-81)
「社会主義的工業配置」(p.82-86)
アラル海消滅の原因(p.88-89)と,その影響(p.90)
中央アジア社会への締め付けが,むしろ強化されたペレストレイカ前半(p.91-93)
自由化に起因するムスリム同士の民族衝突(p.93)
歴史の見直し(p.95-99)
▼ 様々な文字(p.103-104)
ロシア語の影響(p.105)
中央アジアの朝鮮人,ドイツ人,ウクライナ人,ユダヤ人による母語復興運動(p.105)
アバイ・クナンバエフ(p.106-107)
ミルヤクブ・ドゥラトフ(p.108)
異色の詩人マグジャン・ジュマバエフ(p.108-109)
オルジャス・スレイメノフ(p.110)
キュイ(p.121)
民族音楽の整理と分断(p.123-124)
演奏嗜好の二極化(p.124)
エストラーダ音楽(p.125)
「非公式」絵画(p.133-134)
修復で失われた感じがある,ブハラの「古色」(p.146)
マザール(p.156-158)
マハッラ(p.160-164)
シャハル,ギャプ(p.164)
遊牧生活から雇用労働者生活への変化(p.166)
割礼は,正式なムスリムと見なされるための儀式(p.172)
駆け落ちもどきの誘拐婚(p.176)
5人以上の夫人もいるケース(p.176)
武装していた共産党婦人部(p.177)
女性解放問題をめぐる,殺人と死刑の応酬(p.178)
嫁の権威(p.179)
少数民族としてのロシア人問題(p.181-185)
日本人スパイの疑いをかけられて強制移住させられる,ソ連領内の朝鮮人(p.187)
復権法(p.188)
居心地の悪さを感じている朝鮮人(p.189)
中央アジアで布教活動している韓国人宣教師(p.190)
トイ(p.191)
トイの国家主導(p.193-195)
ムスリムでも公然と飲酒(p.199-200)
▼ 政治状況は混沌模様.
カザフスタンにおける大統領への権力集中(p.202-205)
タブーとされる大統領批判(p.205)
アリエフ(p.206)
自称「テクノクラート」(p.207)
ゴルバチョフを真似ての,大統領と共産党第1書記との兼務(p.208)
権利制限と対話(p.208)
強める強硬姿勢(p.208-210)
外交方針急変(p.210)
アカエフは非共産党系?(p.211)
毎度おなじみ「権力集中」(p.212-213)
クロフ(p.213)
言語試験にかけて,対立候補を失格(p.214)
八方美人外交(p.214)
中国に引き渡した領土(p.214)
圧勝した選挙(p.215)
略奪行為で恐れられていたトルクメン人(p.216)
ギョクデペの戦い(p.216)
部族主義(p.216)
終身大統領(p.218)
両親崇拝(p.219)
シフムラドフ(p.219)
死後も独裁体制は維持(p.220)
タジキスタン内戦の遠因(p.221)
親衛隊(p.222)
和平を後押ししたロシアとイラン(p.223)
秋野豊(p.224)
例によって「権力集中」(p.225)
カラカルパクスタン(p.226-230)
文化限定の「自立」(p.228)
「反対派」の内情(p.232-235)
タタルスタンの巧みな外交(p.237-238)
対プーチン関係(p.238)
バシュコストスタン(p.239-240)
バリン(p.242)
イリ事件(p.242)
トゥニヤズ(p.243)
民族独立派対中国政府派という単純な図式ではない東トルキスタン(p.244)
ヒンドゥスターニー(p.246-247)
ムジャッディディーヤ(p.246-247)
アラーダト(p.248,250-252)
イスラーム戦士団(p.248)
アンディジャン(p.249)
IMU(p.252-253)
解放党(p.253-254)
「助成要請」のみという同党活動方針(p.254)
▼ 中央政府は国内企業の最も有力なステークホルダー(p.262)
農業の「粗野な市場化」(p.267)
依然として欠如している農業経営の自由(p.268)
カザフスタンでの大きな変化(p.270)
移行集団(p.272)
相互扶助の「民族的慣習」(p.273)
資源の「輸送の支配者であるロシア」への抵抗(p.276)
輸送路開発の原動力は,地政学的力学よりも経済的実利(p.278)
▼ アブドゥルラシド・イブラヒム(p.282-285)
乱闘事件(p.285)
限定的な中国の影響力(p.289)
「日本の支援には感謝するが,そろそろ投資を……」(p.296-301)
セミパラチンスク核実験場の現況(p.302-304)
髙木昌彦(p.304)
「ユーラシア外交」演説(p.307-308)
鈴木宗男が作った亀裂(p.308-309)
▼ 参考文献(p.311-319)は日本語のもの中心で,ビギナー向き
▼ 一通り読んでよく咀嚼すれば,相当の「通」になれること間違いなし.
【関心率54.55%:全ページ中,手元に残したいページがどれだけあるかの割合.当方の価値観基準】
類書として『オセアニアを知る事典』があるが,本書は短いコラムを60本集めたような形式で,読み易し.
また,アフ【ガ】ーンについても僅かながら記述あり.
▼ 安易なシルクロード・ブームと,それに荷担する一部の歴史学者(p.26)
中央アジアは専ら,シルクロードの通過する地域として意義を持ったという観念の打破(p.26)
なくなった,漢文資料に頼り過ぎる傾向(p.27)
シルクロード衰退後も,ロシア勃興によりむしろ活発化した交易(p.27-28)
ロシアという「外来者」による統一(p.33)
巧妙な配置換えを行ったティムール(p.36)
シェジレ(p.39)
WW2の出来事まで織り込まれた叙事詩(p.39,116-119)
ノガイ大系(p.41)
1820年代になっても清朝への使者派遣を続けたカザン・ハン(p.49)
中国ムスリム大叛乱(p.51)
ヤークーブ・ベグ(p.52-54)
タタール・ブルジョワジーの特徴(p.60)
ジャディード運動(p.61)
アンディジャン蜂起(p.62-63)
徴兵パニック(p.65-66)
アラシュ党(p.66)
バスマチ(p.70-71)
ホジャエフ(p.71-73)
東トルキスタン共和国(p.74-77)
革命前からいた知識人などの影響力排除の目的もあったコレニザーツィヤ政策(p.79-80)
猛烈な飢餓と疫病(p.79)
歪曲の「民族起源学」(p.80-81)
「社会主義的工業配置」(p.82-86)
アラル海消滅の原因(p.88-89)と,その影響(p.90)
中央アジア社会への締め付けが,むしろ強化されたペレストレイカ前半(p.91-93)
自由化に起因するムスリム同士の民族衝突(p.93)
歴史の見直し(p.95-99)
▼ 様々な文字(p.103-104)
ロシア語の影響(p.105)
中央アジアの朝鮮人,ドイツ人,ウクライナ人,ユダヤ人による母語復興運動(p.105)
アバイ・クナンバエフ(p.106-107)
ミルヤクブ・ドゥラトフ(p.108)
異色の詩人マグジャン・ジュマバエフ(p.108-109)
オルジャス・スレイメノフ(p.110)
キュイ(p.121)
民族音楽の整理と分断(p.123-124)
演奏嗜好の二極化(p.124)
エストラーダ音楽(p.125)
「非公式」絵画(p.133-134)
修復で失われた感じがある,ブハラの「古色」(p.146)
マザール(p.156-158)
マハッラ(p.160-164)
シャハル,ギャプ(p.164)
遊牧生活から雇用労働者生活への変化(p.166)
割礼は,正式なムスリムと見なされるための儀式(p.172)
駆け落ちもどきの誘拐婚(p.176)
5人以上の夫人もいるケース(p.176)
武装していた共産党婦人部(p.177)
女性解放問題をめぐる,殺人と死刑の応酬(p.178)
嫁の権威(p.179)
少数民族としてのロシア人問題(p.181-185)
日本人スパイの疑いをかけられて強制移住させられる,ソ連領内の朝鮮人(p.187)
復権法(p.188)
居心地の悪さを感じている朝鮮人(p.189)
中央アジアで布教活動している韓国人宣教師(p.190)
トイ(p.191)
トイの国家主導(p.193-195)
ムスリムでも公然と飲酒(p.199-200)
▼ 政治状況は混沌模様.
カザフスタンにおける大統領への権力集中(p.202-205)
タブーとされる大統領批判(p.205)
アリエフ(p.206)
自称「テクノクラート」(p.207)
ゴルバチョフを真似ての,大統領と共産党第1書記との兼務(p.208)
権利制限と対話(p.208)
強める強硬姿勢(p.208-210)
外交方針急変(p.210)
アカエフは非共産党系?(p.211)
毎度おなじみ「権力集中」(p.212-213)
クロフ(p.213)
言語試験にかけて,対立候補を失格(p.214)
八方美人外交(p.214)
中国に引き渡した領土(p.214)
圧勝した選挙(p.215)
略奪行為で恐れられていたトルクメン人(p.216)
ギョクデペの戦い(p.216)
部族主義(p.216)
終身大統領(p.218)
両親崇拝(p.219)
シフムラドフ(p.219)
死後も独裁体制は維持(p.220)
タジキスタン内戦の遠因(p.221)
親衛隊(p.222)
和平を後押ししたロシアとイラン(p.223)
秋野豊(p.224)
例によって「権力集中」(p.225)
カラカルパクスタン(p.226-230)
文化限定の「自立」(p.228)
「反対派」の内情(p.232-235)
タタルスタンの巧みな外交(p.237-238)
対プーチン関係(p.238)
バシュコストスタン(p.239-240)
バリン(p.242)
イリ事件(p.242)
トゥニヤズ(p.243)
民族独立派対中国政府派という単純な図式ではない東トルキスタン(p.244)
ヒンドゥスターニー(p.246-247)
ムジャッディディーヤ(p.246-247)
アラーダト(p.248,250-252)
イスラーム戦士団(p.248)
アンディジャン(p.249)
IMU(p.252-253)
解放党(p.253-254)
「助成要請」のみという同党活動方針(p.254)
▼ 中央政府は国内企業の最も有力なステークホルダー(p.262)
農業の「粗野な市場化」(p.267)
依然として欠如している農業経営の自由(p.268)
カザフスタンでの大きな変化(p.270)
移行集団(p.272)
相互扶助の「民族的慣習」(p.273)
資源の「輸送の支配者であるロシア」への抵抗(p.276)
輸送路開発の原動力は,地政学的力学よりも経済的実利(p.278)
▼ アブドゥルラシド・イブラヒム(p.282-285)
乱闘事件(p.285)
限定的な中国の影響力(p.289)
「日本の支援には感謝するが,そろそろ投資を……」(p.296-301)
セミパラチンスク核実験場の現況(p.302-304)
髙木昌彦(p.304)
「ユーラシア外交」演説(p.307-308)
鈴木宗男が作った亀裂(p.308-309)
▼ 参考文献(p.311-319)は日本語のもの中心で,ビギナー向き
▼ 一通り読んでよく咀嚼すれば,相当の「通」になれること間違いなし.
【関心率54.55%:全ページ中,手元に残したいページがどれだけあるかの割合.当方の価値観基準】