本書では、タコとは何者か?という始まり、様々な実験を通してタコの高度な知性が垣間見える仕掛けが施されています。
読んでいる途中から、人間の話なのかタコの話なのかという錯覚を覚えると思います。
「何でもありだな!」と思わずツッコみたくなるような実験なども紹介されていますが、あまり難しく考えずに「タコって凄いじゃん!」という感覚を持って読み進めると面白いかもしれません。
また、本の表紙にグッと惹かれたところもあります。まさに、賢者のようなタコが、本という海底へと読者を引き摺り込むかのように。
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タコは海のスーパーインテリジェンス: 海底の賢者が見せる驚異の知性 (DOJIN選書) 単行本(ソフトカバー) – 2020/12/24
池田 譲
(著)
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このタコを見よ!
食材としてではなく、
キャラクター化された姿でもなく、
腕で考える動物の面目躍如たる
知的能力をお楽しみあれ。
●まえがきより
タコは巨大な脳と優れた眼を持ち、
チンパンジーなど高等動物顔負けの知的行動をやってのける。
しかし、体はご存じのように柔らかくて脆弱。
強靭な武器もなければ長生きもしない。
しかし、恐竜たちが闊歩していた古き時代から、
頭脳と柔軟な身体を使ってしたたかに生き延びてきた曲者である。
近年では、そのしたたかな一面が人工知能やロボット開発という分野からも
注目されている。私たち人類の未来に対してもタコは何らかの示唆を
与えてくれるかもしれないのだ。
あのグニャグニャしたタコのどこにそんな要素があるというのだろう。
***
8本の腕と柔軟な身体を使って太古の昔より生存してきたタコ。
巨大な脳と優れた眼をもち、知的行動もやってのける。
そんな「海底の賢者」とも呼ばれるタコは、どんな生き物なのか。
本書では、タコの知性と身体をキーワードに、
学習、記憶、道具使用といった知性、
タコどうしのつながりや性格から導かれる社会性の特徴、
優れた視覚や触腕を使って認識する世界など、
いまだ多くの謎に包まれたタコの素顔に迫る。
墨色のベールの向こうのタコはどんな姿をしているのだろう。
食材としてではなく、
キャラクター化された姿でもなく、
腕で考える動物の面目躍如たる
知的能力をお楽しみあれ。
●まえがきより
タコは巨大な脳と優れた眼を持ち、
チンパンジーなど高等動物顔負けの知的行動をやってのける。
しかし、体はご存じのように柔らかくて脆弱。
強靭な武器もなければ長生きもしない。
しかし、恐竜たちが闊歩していた古き時代から、
頭脳と柔軟な身体を使ってしたたかに生き延びてきた曲者である。
近年では、そのしたたかな一面が人工知能やロボット開発という分野からも
注目されている。私たち人類の未来に対してもタコは何らかの示唆を
与えてくれるかもしれないのだ。
あのグニャグニャしたタコのどこにそんな要素があるというのだろう。
***
8本の腕と柔軟な身体を使って太古の昔より生存してきたタコ。
巨大な脳と優れた眼をもち、知的行動もやってのける。
そんな「海底の賢者」とも呼ばれるタコは、どんな生き物なのか。
本書では、タコの知性と身体をキーワードに、
学習、記憶、道具使用といった知性、
タコどうしのつながりや性格から導かれる社会性の特徴、
優れた視覚や触腕を使って認識する世界など、
いまだ多くの謎に包まれたタコの素顔に迫る。
墨色のベールの向こうのタコはどんな姿をしているのだろう。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社化学同人
- 発売日2020/12/24
- 寸法13.3 x 1.8 x 18.4 cm
- ISBN-104759816887
- ISBN-13978-4759816884
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商品の説明
出版社からのコメント
第一章 タコの知られざる横顔
タコの国/タコとは誰か/柔らかな身体/タコの生活史/タコの寿命/渡るタコ/タコのたどった歴史街道/貝家に生まれて
第二章 賢者としてのタコ
一 知性をつくり出すもの(優れた眼と大きな脳/人工知能的脳内回路)
二 学び覚えるタコ(視覚学習と触覚学習/回り道問題/観察学習/学習の脳部位/記憶/日本で解き明かされたタコの学習/道具使用/遊び)
三 タコ研究小史(デビルフィッシュと英国紳士/ナポリで解かれる知性/日本のタコ学徒)
第三章 タコの社会を考える
一 社会的なイカと非社会的なタコ(SNSの中に暮らすタコの親戚/蛸壺にこもるタコ)
二 社会的なタコ(オクトポリスの発見/麻薬で社交的になったタコ)
三 沖縄に暮らす社会性のタコ(小さな甘えん坊/つながりのあるタコ)
四 脳と行動に映し出された社会(社会性と機能局在/組織票本のつくり方/脳組織の観察/熱帯域のタコ/熱帯性タコ類の対面実験)
五 タコの性格(タコにも性格があるのか/ウデナガカクレダコに見られた珍事/タコの性格を考える)
第四章 タコが認識する世界
一 視覚の動物(一眼レフカメラとレンズ眼/色覚を欠くタコ/色素胞と体色/中心窩という構造)
二 腕で考えるタコ(感度良好、八本のセンサー/しなやかに動く腕/二足歩行/触ることで学ぶ)
三 クロスモーダルな知覚(フィオリト博士の実験方法/ウデナガカクレダコの学習実験/タコにコンピュータースクリーンを見せる/見るだけではイメージできない?/タコが暮らす感覚世界)
第五章 タコ学の挑戦ふたたび
一 サル学とのアナロジー(サルとタコと日本人/タコ学の源流)
二 タコの赤ちゃん学(プランクトンの赤ちゃん/タコを育てる/イカ型とタコ型の稚仔/ビラヌエバ博士との交流/新たな離乳食/タコを浮遊させる)
三 未来へ向けて
タコの国/タコとは誰か/柔らかな身体/タコの生活史/タコの寿命/渡るタコ/タコのたどった歴史街道/貝家に生まれて
第二章 賢者としてのタコ
一 知性をつくり出すもの(優れた眼と大きな脳/人工知能的脳内回路)
二 学び覚えるタコ(視覚学習と触覚学習/回り道問題/観察学習/学習の脳部位/記憶/日本で解き明かされたタコの学習/道具使用/遊び)
三 タコ研究小史(デビルフィッシュと英国紳士/ナポリで解かれる知性/日本のタコ学徒)
第三章 タコの社会を考える
一 社会的なイカと非社会的なタコ(SNSの中に暮らすタコの親戚/蛸壺にこもるタコ)
二 社会的なタコ(オクトポリスの発見/麻薬で社交的になったタコ)
三 沖縄に暮らす社会性のタコ(小さな甘えん坊/つながりのあるタコ)
四 脳と行動に映し出された社会(社会性と機能局在/組織票本のつくり方/脳組織の観察/熱帯域のタコ/熱帯性タコ類の対面実験)
五 タコの性格(タコにも性格があるのか/ウデナガカクレダコに見られた珍事/タコの性格を考える)
第四章 タコが認識する世界
一 視覚の動物(一眼レフカメラとレンズ眼/色覚を欠くタコ/色素胞と体色/中心窩という構造)
二 腕で考えるタコ(感度良好、八本のセンサー/しなやかに動く腕/二足歩行/触ることで学ぶ)
三 クロスモーダルな知覚(フィオリト博士の実験方法/ウデナガカクレダコの学習実験/タコにコンピュータースクリーンを見せる/見るだけではイメージできない?/タコが暮らす感覚世界)
第五章 タコ学の挑戦ふたたび
一 サル学とのアナロジー(サルとタコと日本人/タコ学の源流)
二 タコの赤ちゃん学(プランクトンの赤ちゃん/タコを育てる/イカ型とタコ型の稚仔/ビラヌエバ博士との交流/新たな離乳食/タコを浮遊させる)
三 未来へ向けて
著者について
池田 譲(いけだ・ゆずる) 1964年、大阪府生まれ。
93年、北海道大学大学院水産学研究科水産増殖学専攻博士課程修了。博士(水産学)。
スタンフォード大学、京都大学、理化学研究所を経て、
2003年、琉球大学理学部助教授。現在、琉球大学理学部教授。
社会性とコミュニケーションを中心とした頭足類の行動学、
養殖化を意図した頭足類の飼育学を研究している。
著書に『タコの知性』(朝日新聞出版)、『イカの心を探る』(NHK出版)などがある。
93年、北海道大学大学院水産学研究科水産増殖学専攻博士課程修了。博士(水産学)。
スタンフォード大学、京都大学、理化学研究所を経て、
2003年、琉球大学理学部助教授。現在、琉球大学理学部教授。
社会性とコミュニケーションを中心とした頭足類の行動学、
養殖化を意図した頭足類の飼育学を研究している。
著書に『タコの知性』(朝日新聞出版)、『イカの心を探る』(NHK出版)などがある。
登録情報
- 出版社 : 化学同人 (2020/12/24)
- 発売日 : 2020/12/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 232ページ
- ISBN-10 : 4759816887
- ISBN-13 : 978-4759816884
- 寸法 : 13.3 x 1.8 x 18.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 183,084位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 665位動物学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月18日に日本でレビュー済み
日本人には大変身近な存在でありながら、実は貝の仲間である。とか、無脊椎動物なのに、哺乳類並みの単眼構造の眼とそれによる資格情報を処理することができる巨大な脳を持っている。など、知らなかったことが満載。タコの学習能力、記憶、道具の使用、社会的行動など興味深い最新の研究結果が数多く紹介されている。またタコと同じく頭足類でありながら、水中を主にジェット推進で泳ぐ社会的なイカ、と海底を這って泳ぎながら孤独を愛するタコ、と多くの点で相違点があるイカとの対比も興味深い。
数億年前に貝類の不自由な生活形態から自由を求めて飛び出した異端児。イカのように群れをつくらず孤独を愛し、高い知性と学習や観察の能力も兼ね備える。ところがこうした魅力的な特徴を持つにも関わらず、寿命は1年程度と限られている。著者の頭足類に対する思いにはもはや研究対象というよりか深い愛情を感じる。タコを通して、人間の在り方を改めて考えさせられるそんな素晴らしい研究成果である。
数億年前に貝類の不自由な生活形態から自由を求めて飛び出した異端児。イカのように群れをつくらず孤独を愛し、高い知性と学習や観察の能力も兼ね備える。ところがこうした魅力的な特徴を持つにも関わらず、寿命は1年程度と限られている。著者の頭足類に対する思いにはもはや研究対象というよりか深い愛情を感じる。タコを通して、人間の在り方を改めて考えさせられるそんな素晴らしい研究成果である。
2024年2月24日に日本でレビュー済み
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本書で最も違和感を抱いたのが、「体重と脳重量の比率」についての記述である。
図2-1において、「鳥類・哺乳類」と「魚類・爬虫類」間の体重と脳重量の相関分布を
示しており、両者は完全に分かれた群分布となっている。
当然、脳重量の比が高い前者がより知的であり、後者は小さな脳への投資分の行動しか
示さないとしている。
ここで「イカ」は、丁度両者の分布の中間に属し、知性もその中間にあると看做す
ことができるであろう。
しかし問題は「タコ」の分布位置である。図によればタコは、「魚類・爬虫類」側分布の
丁度中心部分に属している。従ってタコは、「魚類・爬虫類」と同等程度で、この中の
典型的な知性の持ち主ということになろう。
この論理から言えばタコは、「彼らに失礼かもしれないが」と断りつつ、劣った知的
レベルとコキ降ろした魚類・爬虫類と同等の知性しか持たないことになる。
そうであれば、相対的にかくも小さな脳しか持たないタコが、どうしてこんなにも
優れた知性を持つことができているのだろうか、という疑問に行き着くはずである。
しかし本書では、ここから唐突に、「タコは巨大脳の持ち主である」、「巨大脳は
タコを特徴付ける器官である」と論旨が繋がることなく一転させてしまい、脳の
神経回路といった詳細に入り込んでしまう。
これでは読んでいても、かなり戸惑ってしまうことになる。
かくも小さな脳であってもタコが知性を発揮できるということの本質は、全身の
神経細胞の分布にあろう。知性というものは、脳のみではなく、生物全体として
体現できるものである。
本書にもあるように、タコの神経細胞の3/5は足にあり、脳を凌駕している。
物体を認識する際にも、画像情報による視覚のみでは巧く認識できず、足の触覚
(更には、嗅覚、足の視覚)も含めた総合的な感覚が必要であることが実験からも
示されている。
著者は脳解析に入り込み過ぎて、こうした視点からの認識が薄いのではないかとも
思わせる。
その点では若干の異議があるものの、全体として非常に分かり易く現在の研究が
俯瞰されており、十分に愉しませてくれた。
図2-1において、「鳥類・哺乳類」と「魚類・爬虫類」間の体重と脳重量の相関分布を
示しており、両者は完全に分かれた群分布となっている。
当然、脳重量の比が高い前者がより知的であり、後者は小さな脳への投資分の行動しか
示さないとしている。
ここで「イカ」は、丁度両者の分布の中間に属し、知性もその中間にあると看做す
ことができるであろう。
しかし問題は「タコ」の分布位置である。図によればタコは、「魚類・爬虫類」側分布の
丁度中心部分に属している。従ってタコは、「魚類・爬虫類」と同等程度で、この中の
典型的な知性の持ち主ということになろう。
この論理から言えばタコは、「彼らに失礼かもしれないが」と断りつつ、劣った知的
レベルとコキ降ろした魚類・爬虫類と同等の知性しか持たないことになる。
そうであれば、相対的にかくも小さな脳しか持たないタコが、どうしてこんなにも
優れた知性を持つことができているのだろうか、という疑問に行き着くはずである。
しかし本書では、ここから唐突に、「タコは巨大脳の持ち主である」、「巨大脳は
タコを特徴付ける器官である」と論旨が繋がることなく一転させてしまい、脳の
神経回路といった詳細に入り込んでしまう。
これでは読んでいても、かなり戸惑ってしまうことになる。
かくも小さな脳であってもタコが知性を発揮できるということの本質は、全身の
神経細胞の分布にあろう。知性というものは、脳のみではなく、生物全体として
体現できるものである。
本書にもあるように、タコの神経細胞の3/5は足にあり、脳を凌駕している。
物体を認識する際にも、画像情報による視覚のみでは巧く認識できず、足の触覚
(更には、嗅覚、足の視覚)も含めた総合的な感覚が必要であることが実験からも
示されている。
著者は脳解析に入り込み過ぎて、こうした視点からの認識が薄いのではないかとも
思わせる。
その点では若干の異議があるものの、全体として非常に分かり易く現在の研究が
俯瞰されており、十分に愉しませてくれた。