「出稼ぎ」を当事者の論理から、村落、家、個人レベルで立体化して検証し、日本農村が「生業セット」を主体的に選択しながら、柔軟な社会構造を生成してきたことを実証する ...

現代中国の著しい特徴として大規模な人口・労働移動がある。その主流は数千万人ともいわれる農民の都市への出稼ぎである。日本の人口の3分の2ほどの農民が、毎年職を求めて ...

... 出稼ぎが社会問題化してくるのは、一九六〇年代後半に入ってからであるが、それは ... 生活向上、農民の出稼ぎ志向を基本としたものである。それゆえ現段階では不可避の ... 労働、過重負担なども明らかにされている。また子どもの養育と老人の生活を含めて ...

... 出稼ぎ』(日本経済新聞社 1965 年)や過疎問題と出稼問題を結合して考察した斉藤晴造編著『過疎の実証的分析』(法政大学出版局, 1976 年)がある。しかし、そうした研究の中にあって最近とくに注目される研究に,羽田新・渡辺栄編『出稼ぎ労働と農村の生活 ...

... 出稼ぎをめぐる農業と農村生活の実態を解明した.これらの成果は『出稼ぎ労働と農村の生活』として出版された.このように,われわれの研究は最初から出稼ぎを需給両面から総合的に把握しようとしているが,第 1 期では研究能力の点で考察の範囲を東日本に ...

... 農村生活と出稼ぎ・児童の生活」渡辺栄・羽田新(編)『出稼ぎ労働と農村の生活』東京大学出版会, 1977 , 341-366 .交通遺児育英会(副田義也・吉田恭爾・小林捷哉・野島正也)『交通遺児の母親の職業調查——昭和 51 年 10 月—』 1976 , 175 p . +16 p .交通 ...

... 出稼ぎ労働者』日本評論社、昭和五十一年刊。「都市と農村、農民と労働者、出稼ぎ労働者たちは、このふたつの存在のあいだの、どこかにあるだろう三八度線を、いったりきたして生活している。農民から逃げられず、労働者からも逃げられない、農民として ...