私は先端研の研究生をやっており、ダイオウグソクムシはなぜ食べなくても生きていけるのか、ということについて調べたく、この本を借りました。 しかしこの本は「オオグソクムシ」と「心」の繋がりについて、という内容で、私が調べたかったことはあまり載っていなかったのですが、大好きなオオグソクムシと、森山徹さんのわかりやすく、心惹かれる文章に、私はどんどんこの本を読み進めていきました。 動物に心はあるのか!?ということを考えたことはありますか?また、心ってそもそもなんですか?言葉で言い表すことができますか? この様な疑問を解決させていくうえで、森山さんはオオグソクムシ、ダンゴムシを用いて、実験を進めていきます。実験内容や結果などをまとめた文章はとても読みやすかったです。 また、ダンゴムシが身を丸くする行動についてや、障害物をどのようによけていくのかなどの実験観察が面白かったです。 私はダイオウグソクムシが大好きなので、やはりグソクムシなどが好きな人にオススメしたいです。 (慶應義塾大学先端生命科学研究所・高校生特別研究生)
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