内容説明
共同通信社文芸記者による11年、560回を超える名連載「本の世界へようこそ」がついに書籍化!「本を読むことの面白さを知ったなら、あなたの人生、しめたものだ」
目次
第1章 この世界を生きのびろ
第2章 私らしい「性」と「生」
第3章 今があり明日がある
第4章 孤独な魂を抱いて歩く
第5章 生と死と愛、感動の物語
第6章 戦争という名の暴力
第7章 災厄の中で
著者等紹介
田村文[タムラアヤ]
1965年埼玉県生まれ。89年共同通信社に入社。大阪支社社会部、長野支局、名古屋支社編集部、本社社会部を経て97年末より文化部。文芸担当を長く務めた。現在は編集委員室編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
93
あらすじが書いてあるといえば、それだけです。でも選出されている本と、そのあらすじが短いなかにわかりやすく書かれていてグッとくること多数。よかったです。素晴らしい指針本2023/06/22
Aya Murakami
89
図書館新刊コーナーにて。 いやぁ…。読むのにエネルギーが要る本だった…。14歳…なんてタイトルの騙されちゃいけません。ボリューミーな内容の158冊のレビュー…。いつか書いてみたいなぁ…。 太宰にハマるのははしかのようなもの…らしいです。個人的には三島由紀夫と太宰治を比べたら太宰に好感を持つのですが…、やっぱり私もはしかの親戚なのでしょうか?2023/08/03
ぶち
77
岡部敬史(おかべたかし)さんにご紹介いただいた本です。図書館の順番が来るまで数か月も待ちました。人気なんですね。共同通信社の文芸記者による連載「本の世界へようこそ」が書籍化されました。14,5歳くらいの人に読んでほしい本が 158冊も紹介されています。中学生には難しいと思われる本も紹介されています。でも、その時期に背伸びして読むのもなかなか良いものだと思います。紹介といってもあらすじが書かれているだけですが、その書き方が良いのでしょう。興味をそそられて読みたくなった本がたくさん。2023/12/16
よこたん
41
“あのころ読んだ本が、血となり肉となった気がする。” そう、私達の心はもちろん身体の数%は、これまで読んできた本で形成されていると思う。14歳の世渡り術シリーズということで、中学生へ向けての読書案内なのだが、幅広いジャンル、硬軟も入り混じり、何よりも「子ども扱いしない選書」に衝撃を受けた。出会うべき時期に出会って欲しい本があっても、その存在を知らねば出会えない。あの頃の自分に「これ読んどきや」とはもう言えない。だから、今からでも。これから訪れる「いつか」を逃さないように。158冊中既読は38冊だった。2023/07/29
おはなし会 芽ぶっく
9
読んだことのある本は少なく、おすすめしている本もありますが、読み直しておすすめするかと言うと…。『金閣寺』三島由紀夫 / 『苦海浄土』石牟礼道子 / 『イワン・デニーソヴィチの一日』ソルジェニーツィン / 『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トウェイン / 『青い眼がほしい』トニ・モリスン / 『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー / 『朝鮮と日本に生きる』金時鐘 / 『由煕 ナビ・タリョン』李良枝 / 『やさしい猫』中島京子 / 『さぶ』山本周五郎 / 『野ブタ。をプロデュース』白岩玄 →2024/01/29